稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人によるABEMA番組『ななにー 地下ABEMA』の#68が13日放送された。世界王者アスリートの厳しすぎる経済事情に驚く場面があった。

　#68では、『カワイイけれど強い！最強女子！強いけど私たち生きるの大変なんですSP』と題し、格闘界の未来を担うK-1王者・松谷綺、霊長類最強とも呼ばれる吉田沙保里に圧勝したアームレスリング世界王者・竹中絢音、パワーリフティング世界王者・野村優、KUNOICHI完全制覇者の大嶋あやのが登場。スタジオでは、最強女子ならではの悩みやあるあるトークが展開された。

　竹中が「伸びない素材のワンピースを着ると脱げなくなる」というと、大嶋も「デートのとき、ペットボトルのフタを開けてとお願いしたら『お前で開かないならオレが開けられるわけねえだろ』と言われた」など、強すぎるがゆえの悩みを告白。さらに、スタジオゲストがこぞって「香取さんが好き」と告白し、稲垣が「バランス考えて」と鋭くツッコむなど大盛り上がりとなった。

　また、収入や、各大会の賞金の話になると、アームレスリング世界王者の竹中が「優勝しても賞金はない」「5万円、10万円くらい出る大会がちょこちょこあるけど、トータルして年間20万円いったらいいほう」「旅費も自腹」とアームレスリング大会の賞金事情について吐露し、スタジオは騒然。賞金がないため、普段はパーソナルジムのトレーナーとして働き、生計を立てていることを明かした。

　さらにパワーリフティング世界王者・野村も、農業系の企業で会社員をしており、「優勝しても賞金は出ない」「たまにプロテインがもらえます」と告白すると、キャイ～ン・天野が「俺がジムに見学に行ってももらえる」とぼやき、大会にスポンサーがいないことを知った香取は「（お金を）出そうよ！」と提案。

　続いて、KUNOICHI完全制覇者の大嶋も普段は食品会社の営業をしており、「地上波で放送しているけど、制覇しても1円も賞金はないです、ギャラもないです」と打ち明ける。すると、香取は「仮装大賞って100万円もらえるよ？　優勝した子どもとか100万円もらえる」と口にし、スタジオは笑いに包まれた。

　一方、K-1王者・松谷は「優勝賞金や試合ごとのファイトマネーがある」「車買えるくらいは」と語り、EXIT・りんたろーが「どれくらいの車！？」と直球質問をぶつける。このことを知った野村は「夢があるな、K-1に行こうかな」と口にし、スタジオを盛り上げた。