ゲンジブ、グループ最大動員ツアーを完走 大倉空人「俺たちは7人で売れてやる!」と誓い

アイドルグループ・原因は自分にある。(ゲンジブ)が「原因は自分にある。春ホールツアー LIVE TOUR 2025 嘲笑倫理学のすゝめ」を開催。3月15日の愛知を皮切りに、仙台、東京、大阪と全国4都市11公演を実施した。全てチケットはソールドアウトし、グループ最大規模動員のツアーとなった。13日に、東京国際フォーラムで行った東京公演・第1部の様子をリポートする。

『嘲笑倫理学』はゲンジブの造語【写真:Hanna TAKAHASHI、松本いづみ】
『嘲笑倫理学』はゲンジブの造語【写真:Hanna TAKAHASHI、松本いづみ】

全国4都市11公演のツアー

 アイドルグループ・原因は自分にある。(ゲンジブ)が「原因は自分にある。春ホールツアー LIVE TOUR 2025 嘲笑倫理学のすゝめ」を開催。3月15日の愛知を皮切りに、仙台、東京、大阪と全国4都市11公演を実施した。全てチケットはソールドアウトし、グループ最大規模動員のツアーとなった。13日に、東京国際フォーラムで行った東京公演・第1部の様子をリポートする。(取材・文=水谷賀奈子)

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 スクリーンに映し出された「嘲笑倫理学のすゝめ」と書かれた1冊の本から文字が浮かび上がり、メンバーの名前や生年月日、メンバーカラーなどが一文字ずつ集まっていく。集まった文字の中央がピンスポットで照らされるとグレーのジャケットスタイルのメンバーの姿が。全員がそろい、『Operation Ego』からライブはスタート。「GNJB(ゲンジブ)」と記されたステージの上で、少し暗めの照明による演出の中『柘榴』『Mr.Android(feat.izki)』を歌い踊り、スタートから“ゲンジブ”ワールド全開だ。

 続く『余白のための瘡蓋狂想曲』ではメンバーの大倉空人が「会いたかったぞ!」、吉澤要人が「かかってこい、東京!」とあおると、観測者(=ゲンジブのファンの総称)は歓声で応えた。

“あいさつ”タイムに入り、順に1人ずつ自己紹介。4月12日に誕生日を迎えた大倉が「昨日23歳になったよー!」と両手を広げると会場は祝福の声があがった。大倉は「メンバー6人からも、しっかり『おめでとう』いただきました。(長野)凌大からは『生涯一緒にいようぜ』ってメッセージが来た!」と“ほっこり”エピソードを明かした。

 さらに、長野がツアータイトルについて「『嘲笑倫理学』という言葉は聞きなじみがないと思うのですが、僕たちの造語です。ゲンジブらしさが伝わるように、デビュー曲に入っている『嘲笑』と、ゲンジブを学んでほしいということで『倫理学のすゝめ』という言葉をあわせました。もっとゲンジブを知ってもらえるライブになっていると思います!」と説明し、次の楽曲へとうつった。

『青、その他』は大倉と小泉光咲と杢代和人の3人で、『結末は次のトラフィックライト』は桜木雅哉と長野と武藤潤と吉沢要人の4人で分かれてパフォーマンス。レトロな雰囲気の柄シャツとカラーパンツに衣装チェンジした7人が再びそろうと、『545』のピアノ音にあわせて軽やかなステップダンスを見せ、会場全体を華やかな空間へと変えた。

 また、新曲『多分、僕のソネット』も披露。近未来感のある街の映像を背に、歌詞ともリンクした振り付けで会場の温度をさらに高めた。

『チョコループ』『推論的に宇宙人』『GOD 釈迦にHip-Hop』では客席に近付いて歌ったり、カメラに決め顔を見せたり、メンバー同士が触れ合って一緒にハートを作るシーンなどもあり、観測者からの黄色い歓声が何度も起こっていた。

 MCタイムに入ると、いつも大倉が担当しているMCの回しをジャンケンで決めることに。その結果、今までMCをやったことのない吉澤が担当することになった。会場がざわつく中、フリートークを求められると「靴の裏がはがれた」と明かすも「それだけでは終わらないよね?」とメンバー全員から期待を込めたツッコミが。すかさず「仕事で行った沖縄で」と切り出すと「沖縄で行った沖縄料理のお店がおいしかったから『また沖縄に来た時のためにメモを』と思ってスマホで検索したら、どうやら何店舗かあるお店で。もう一店舗が東京の恵比寿店でした……」とオチをつけると会場は笑いと拍手に包まれた。

会場はディスコへと一変【写真:Hanna TAKAHASHI、松本いづみ】
会場はディスコへと一変【写真:Hanna TAKAHASHI、松本いづみ】

.ENDRECHERI.の堂本剛が楽曲提供した新曲も披露

 後半は、吉澤が特製BOXから引き当てた「日替わり曲」の『ジュトゥブ』からスタート。かわいさの詰まった歌詞と振り付けに観測者からはここぞとばかりの歓声があがった。

 続く、.ENDRECHERI.の堂本剛が楽曲提供した『LLL』では、全員がカラージャケットを羽織り、会場はディスコへと一変した。

『灼けゆく青』では、スクリーンを演出として使用するパフォーマンスで観測者を楽曲の世界観に引き込んだ。上から降ってくる、さまざまな角度で現れる歌詞にどこか切なさも感じられ、力強い歌声とダンスが合わさると再び“ゲンジブ”らしさの詰まったステージとなった。

 さらに、レーザー照明を生かしたダンスパートでは、メンバーがスパンコールをあしらった黒のジャケットスタイルのモノトーン衣装に着替えて順に登場。メンバー全員がステージに登場すると、ライブはラストスパートへ。

 ファンからも人気の楽曲メドレーに入ると、メンバーが「もっと声を聞かせて!」と投げかけ、ファンも「ラララ~」と声をあわせて応えた。

 そして、『遊戯的反逆ノススメ』のイントロで大倉が「俺たちは7人で売れてやるからな!」と叫び、会場の盛り上がりは最高潮に。ステージでは炎があがり、メンバーも大倉の言葉に続くようにアドレナリン全開で踊い踊った。吉澤も「俺らが一番最強だ!」と叫び、観測者もサイリウムを大きく振って反応していた。

 その勢いはそのままに、最後は『Mania』でライブを締めくくった。アウトロで再びスクリーンに「嘲笑倫理学のすゝめ」の本が現れ、ステージを煙が包まれると7人は姿を消した。

次のページへ (2/2) 【写真】グループ最大規模動員の貴重なツアーカット
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