銀シャリが『上方漫才大賞』大賞で賞金200万円獲得 鰻が前日散髪で“受賞バレ危機”を告白

上方演芸界で最も長い歴史を持つ『第60回上方漫才大賞』が12日、関西テレビで生放送され、2016年M-1王者で結成20周年の銀シャリが大賞を受賞し、賞金200万円を獲得した。同賞は過去に夢路いとし・喜味こいし、横山やすし・西川きよし、ダウンタウンらが受賞している。奨励賞はヘンダーソンが涙の受賞、新人賞は豪快キャプテンが獲得した。

銀シャリの鰻和弘(左)と橋本直【写真:ENCOUNT編集部】
銀シャリの鰻和弘(左)と橋本直【写真:ENCOUNT編集部】

関西テレビで生放送

 上方演芸界で最も長い歴史を持つ『第60回上方漫才大賞』が12日、関西テレビで生放送され、2016年の「M-1グランプリ」王者で結成20周年を迎えた銀シャリが大賞を受賞し、賞金200万円を獲得した。同賞は過去に夢路いとし・喜味こいし、横山やすし・西川きよし、ダウンタウンらが受賞している。奨励賞はヘンダーソンが涙の受賞、新人賞は豪快キャプテンが獲得した。

 事前に選出された橋本直と鰻和弘はおなじみの青いスーツで「ありがとうございます。やりました~。うれしい」と手を挙げながら登場。この瞬間、受賞を知った観客から大きな拍手を浴び、そのままネタを披露した。大賞受賞は口外禁止だったが、鰻が11日に散髪。この日朝、大阪・なんばグランド花月でテンダラー・浜本広晃に「散髪したやろう。お前、大賞やろ?」と気づかれたという。鰻は「『分かりません』とは最後まで言いました」と認めなかったと明かした。

 司会で1986年に太平サブロー・シローで大賞を獲得している大平サブローから「大賞っていうのは特別なんでしょう?」と聞かれ、橋本は「そりゃもう。ずっと欲しかったです、ホントに。漫才師としての頂点ですから。こんなうれしいことはないです」と声を弾ませた。

 お祝いゲストとして、銀シャリが若手時代から憧れている昨年大賞の笑い飯が登場し、2人に花束を渡した。メッセージを求められ、西田が「お米が大変な時に。銀シャリが」と口にして笑わせた。哲夫は「若手の劇場のときからずっと一緒にやってたコンビですね」と関係性に触れると、サブローから「ご飯やしょっちゅう飲みにも行ったり?」と質問。哲夫は「そうですね。白米はよく一緒に食べましたね」と返した。

 橋本が、笑い飯について「憧れ。遺伝子は入ってます。芸人としての矜持っていうか」と言うと、哲夫は「『お米つながり』みたいなんで、親近感もありまして」とコメントした。銀シャリの漫才について、昨年のM-1で審査員を務めた哲夫は「自由自在」と高く評価。再び橋本は「ディスイズ芸人っていうか、ディスイズ漫才師。口を開けばもう面白いっていう」と笑い飯について語り、鰻も「生き方がかっこいい」とリスペクトを示した。

 西田は「ずっと(銀シャリが)大賞を欲しがっていたんは知ってたんですよ。僕ら(14年に)獲ったことがあったんで『どうやったら獲れますかね?』って相談もらって、『大丈夫や。銀シャリは絶対獲れるから』って言ってたんですよ。で、去年僕らもらって、めちゃくちゃ気まずかったんですよ」と振り返った。

 VTRでは同期のジャルジャル、12・17年大賞の海原やすよ ともこ、10・19年大賞の中川家が祝福。中川家・剛は「今回、大賞獲ったから、銀シャリもギャラ上がるでしょう。言った方がいいですよ。『大賞獲ったんですけどギャラは?』ってそこまで言わんと動かないですよ。『大賞獲ったんですけど』じゃダメですからね」と“賃上げ交渉”を勧めた。

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