【ミスタートロットジャパン】本選二次が終了し8人が準決勝進出 追加合格で2人が復活

一発勝負の歌謡ショー『ミスタートロット ジャパン』(水曜午後9時)の第8回が、映像配信サービス『Lemino(レミノ)』で9日に配信された。今回は本選二次の1対1デスマッチ対決がすべて終了し、準決勝に進む10人が決定した。

第8試合で対決した島憂樹(左)としいたか。
第8試合で対決した島憂樹(左)としいたか。

プロ歌手42歳は高校生に敗れるも審査員「心を動かされた。全出場者の中でファン」

 一発勝負の歌謡ショー『ミスタートロット ジャパン』(水曜午後9時)の第8回が、映像配信サービス『Lemino(レミノ)』で9日に配信された。今回は本選二次の1対1デスマッチ対決がすべて終了し、準決勝に進む10人が決定した。

(※以下、番組の内容に関する記述があります)

 同番組は、韓国で社会現象を巻き起こした大人気歌謡オーディション番組の日本版。番組MCをフットボールアワーの後藤輝基、レジェンドマスターを細川たかしが務める。トロットとは、韓国で演歌や懐かしの歌謡曲にあたる音楽ジャンル。『ミスタートロット ジャパン』は、全世界から選ばれた男性ボーカリスト74人が初代Mr.TROT(ミスタートロット)の座をかけオーディションに挑む。

 本選一次を通過し二次に進んだ16人が行うのは、準決勝をかけた1対1のデスマッチ。16人を2人ずつに分け、8組の対戦カードを作る。対戦する2人はステージで順番に歌唱。審査員(マスター)は2人の歌を聞き比べ、「どちらが心を打つパフォーマンスだったか」を決定。より多くの票を集めた者が勝利となり、準決勝に進出する。

 本選二次のマスターは予選から引き続き細川たかし、高橋洋子、椿鬼奴、予選で審査員を務めたNON STYLE・井上裕介、本選一次で審査員を務めたクリスタル・ケイが務めるほか、二次からは大友康平、岡本知高、MINMI、IKKO、霜降り明星・せいや、『ミスタートロット2-新たな伝説の始まり』でグランプリを獲得したアン・ソンフンが参加する。

 今回行われた第7試合では、予選のチーム「スチューデント」と本選一次のチーム「ティーンズ」でともにオールハートを獲得した具島勇心と、チーム「ダーリン」で9ハートを獲得し追加合格となった飯田俊樹が対決した。

 具島は福岡から上京し、音楽専門学校に通いながら歌手を目指している。両親からは音楽の道を反対されており、専門学校に通う2年の間のみ活動が許されている。期限が残り1年に迫り焦る具島は、得意の高音やロングトーンを武器に、小柳ゆきの『愛情』で勝負に挑んだ。

 飯田はボイストレーナーとして活動する42歳。長年歌ってきたが、予選でマスターから「確かにうまいけど、ただ、上手という感じ」と告げられていた。自分の歌が「薄っぺらい」と感じた飯田は、「うまく歌う」ではなく「人に伝える」こと考え、坂本九の『心の瞳』を選曲した。

 デスマッチでは、具島が迫力のあるハイトーンで『愛情』を熱唱。一方、飯田はひとつひとつ思いをこめながら、『心の瞳』をていねいに歌い上げた。結果は、6対5で飯田が勝利した。クリスタル・ケイは飯田の歌声を「Beautiful! Heartful! すべてこもった、心の歌を聞かせていただいた」と評価した。

 ラストとなる第8試合は、マスター予選と本選一次で1位を獲得した実力派高校生・島憂樹と、プロ歌手として活動する42歳のしいたか。が対決。徳島で高校生活を送る島は幼い頃から歌がうまく、家族で月に1回カラオケに行くのが定番に。家族の期待も背負い、アンジェラ・アキの『This Love』を選んだ。

 歌手として18年活動してきたしいたか。は、「うれしいたか!」のキャッチフレーズも定番になるほど、ステージもトークもエンタメ感とインパクトがあふれている。今回は自分らしくパフォーマンスできる山本リンダの『どうにもとまらない』のD-LITE(from BIGBANG)バージョンで挑んだ。

 島は圧倒的な歌唱力と正確なピッチで、シンプルに『This Love』を披露。しいたか。は紫色の衣装と振付で世界観を作り、マスター席からも合いの手や掛け声が出るほどステージを盛り上げた。結果は10対1で島が圧勝した。しかし、岡本は、しいたか。について「完成されていて、“人を楽しませる魂”も持ってらっしゃる。立っている姿だけでエンターテイナーができあがっている。歌が最高にうまい。マスターたちもノリノリで、すばらしいエンターテインメントを拝見させていただきました」と評価。井上も「心を動かされた。うまいとか下手ではない。個人的ですが、僕はしいたか。さんが全出場者の中でファンです」とエールを送った。

 全試合が終了し、デスマッチの勝者8人が準決勝へ進むことに。ここで、落選した8人の中から追加合格を選ぶことが発表された。マスター審議により、第6試合でジュノに敗れた藤井大翔と、第7試合で飯田に敗れた具島は追加合格となった。以下、準決勝進出者10人。

○本選二次デスマッチ結果
・具島勇心 VS 飯田俊樹(勝者:飯田)
・島憂樹 VS しいたか。(勝者:島)

○準決勝進出10人
・藤崎伊織
・牛島隆太
・橋詰昌慧
・高野航大
・ジュノ
・風水ノ里恒彦
・飯田俊樹
・島憂樹
・藤井大翔(追加合格)
・具島勇心(追加合格)

※藤崎伊織の「崎」の正式表記はたつざき
※高野航大の「高」の正式表記ははしごだか

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