小栗旬、窪塚洋介と20年越しのオファー共演実現 プロデューサーは抜てきに納得「お願いしてよかった」

俳優の小栗旬と窪塚洋介が10日、東京・日本体育大で開催された映画『フロントライン』(6月13日公開)のキックオフイベント 日本体育大学救急医療学科 特別試写会にサプライズ登場し、久しぶりの共演を振り返った。

サプライズ登場した小栗旬、窪塚洋介ら【写真:増田美咲】
サプライズ登場した小栗旬、窪塚洋介ら【写真:増田美咲】

小栗から窪塚の出演について提案

 俳優の小栗旬と窪塚洋介が10日、東京・日本体育大で開催された映画『フロントライン』(6月13日公開)のキックオフイベント 日本体育大学救急医療学科 特別試写会にサプライズ登場し、久しぶりの共演を振り返った。

 本作は、世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した、日本で初めての作品となっている。舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56か国の3711名で、横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することに。この状況下で最前線に駆けつけたのは、家族を残し安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった。

 今回の出演に窪塚は「20年ぐらい、旬からオファーをいただいていて、ことごとくご一緒できず、初めて旬が誘ってくれたお仕事でご一緒できました。それがこのフロントラインという作品で、完成した作品を見て、本当にこの作品に関われて心から良かったなと思いました」と小栗との共演に喜びを口にした。

 しかし作品の性質上、大半が別々での撮影となったようで、窪塚が「電話のシーンが多かったね」と話を振ると、小栗は「そうですね。なので、自分も本当に洋介くんとお仕事をずっとしたくて、本当に僕らすごく久しぶりに今回ついに(共演)できる、と思ったら、結局ほとんど会わなくて」とまさかの事態を告白。窪塚も「ほとんどね、電話だったんです」と同調していた。

 また、プロデューサーを務めた増本淳氏は今回、小栗から窪塚の出演について提案を受けたことを告白。「言われた時に、僕は窪塚さんの出演作をたくさん見てきていたので、当然芝居は心配ないし、存在感も素晴らしいし。ただ、まあね、やんちゃじゃないすか」と話すと、窪塚は「そんなことないですよ。質素です」とツッコミ。会場からは笑いが起こったが、「どう受け止められるのかなと思ったが、『現場へのリスペクトを非常に強く感じたので、やらせていただきたい』と言っていただけた。それは本当に僕、強い心を打たれて、この方々にお願いして本当によかったなって思った瞬間で、いまだに結構はっきりと覚えてます」と2人を抜てきした経緯を明かした。

 イベントには3人のほか、地方独立行政法人神奈川県立病院機構理事長の阿南英明医師、災害派遣医療チーム(DMAT)事務局次長の近藤久禎医師も出席した。

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