菅野美穂と赤楚衛二がホラー映画でW主演「見たことのないような映画になる」

俳優の菅野美穂と赤楚衛二が映画『近畿地方のある場所について』でW主演を務めることが9日、発表された。

菅野美穂と赤楚衛二が映画『近畿地方のある場所について』でW主演を務める【画像:(C) 2025「近畿地方のある場所について」製作委員会】
菅野美穂と赤楚衛二が映画『近畿地方のある場所について』でW主演を務める【画像:(C) 2025「近畿地方のある場所について」製作委員会】

8月8日に公開予定

 俳優の菅野美穂と赤楚衛二が映画『近畿地方のある場所について』でW主演を務めることが9日、発表された。

 原作は、発行部数35万部突破、日本全国で話題沸騰中の小説『近畿地方のある場所について』(著者・背筋/KADOKAWA)。2023年1月、Web 小説サイト・カクヨムに第一話が投稿されて話題になり、累計2千200万PVを超えるヒットを記録した。実写映画化で監督を務めるのは『ノロイ』『貞子 VS 伽椰子』『サユリ』の鬼才・白石晃士氏が務める。監督の大ファンであり、著作への影響も受けているという原作者・背筋氏も自ら脚本協力として参加する。

 オカルト雑誌の編集者が突然行方不明となるが、失踪直前まで彼は、未解決事件の捜査資料や怪現象にまつわる特集記事、お蔵入りとなった過去の取材メモなどさまざまな情報をかき集めて何かを調べていた。彼の行方を捜す同僚の編集部員・小沢悠生(おざわゆうせい)はライター・瀬野千紘(せのちひろ)とともに、それらすべての出来事が「近畿地方のある場所」で起きていた事実を知る。

 失踪事件の調査をすすめるにつれて“ある場所”へと導かれていくオカルトライター・瀬野役を菅野が、千紘と行動をともにしていくうちに“ある場所”の謎に魅せられていく雑誌編集者・小沢役を赤楚が演じる。8月8日に公開予定。

 以下は2人のコメント。

◯菅野美穂

「お話をいただいた際に、受け取った原作の表紙の違和感や不穏な雰囲気そのままに、普通の小説とはまるで違う事実がたんたんと描写されていってそれが繋がっていくところにすごく引き込まれました。PCサイトの掲示板の書き込みや、伏字など自分でその違和感を考えながら読み進める感覚は怖いんだけど、自分からその怖さを受け取りに行くような感覚で、作品の世界観に引っ張られる力のあるすばらしい原作だと感じました。最近の日本の夏は暑くて暑くて暑すぎるぐらいですけれど、この『近畿地方のある場所について』の映画で、ゾクリと凍える思いをしていただけるんじゃないかなと思います。見たことのないような映画になると確信しています。お楽しみに」

◯赤楚衛二

「白石監督の『テケテケ』、『ノロイ』、『口裂け女』をはじめ、ホラー作品は僕にとって青春だったので、お話をいただいた際には『やっと白石監督にお会いできる!』と率直に思いました。原作は、近畿地方にまつわる一つひとつの新事実を突きつけられることによって、自分自身が物語の主人公のような感覚で追体験ができ、怖くもありながら真実に進んでいく楽しさを感じられる、いわゆる普通の小説以上に没入感を感じながら読ませていただきました。この映画は誰しものすごく身近にあるかもしれないという怖さと、映画としてのトリックが幾重(いくえ)にも仕掛けられていて、見た後にもう一回見たくなるような楽しさもあると思うので、ぜひ暑い夏にクーラーがんがんの映画館で寒くなってください」

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