篠原ともえ、薄ピンクの清楚な着物で登場 香りは「生活のなかに積極的に取り入れています」

デザイナー・アーティストの篠原ともえが8日、都内で行われた日本香堂グループ450年「450プロジェクト“聞く”~Awake your spirit~」発表会のトークショーに出席した。

トークショーに出席した篠原ともえ【写真:ENCOUNT編集部】
トークショーに出席した篠原ともえ【写真:ENCOUNT編集部】

香りに囲まれながら生活

 デザイナー・アーティストの篠原ともえが8日、都内で行われた日本香堂グループ450年「450プロジェクト“聞く”~Awake your spirit~」発表会のトークショーに出席した。

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 篠原は、1995年に歌手デビューを果たすと“シノラー”ブームを巻き起こし一世を風靡した。その後、さまざまな活動を経て、2020年には夫でアートディレクターの池澤樹氏と共にクリエイティブスタジオ「STUDEO」を設立。2022年にデザイン・ディレクションを手掛けた革きものが、国際的な広告賞であるニューヨークADC賞の2部門、東京ADC賞を受賞している。

 春らしい薄ピンクの着物で登場した篠原は「職人さんのぼかし染めで、絞りをいれて香りをイメージしたお着物で来ました。この日のために選びました」と笑顔を見せると、香りについて「生活の中に積極的に取り入れて感情を導いています」と語り「元気を出したいときは柑橘系、女性らしい雰囲気でいたいときはローズ系、ジャスミン系、デザインなどモノづくりに集中したいときは、ビャクダンの香りを取り入れてスイッチを入れています」と香りに囲まれながら生活していることを明かした。

 またデザインをする際に篠原は「香りを楽しむのはもちろんですが、お線香の煙の行方、揺らぐ煙の姿が大好きなんです」と消えゆく儚さに思いを馳せると「煙の行方を捉えたくて、鉛筆画で表現したことがあります。何千もの線を鉛筆で弾くと、香りの導きの中に物語もあるような感じがするんです」とアイデアの助けになっていることも説明した。

 最後に篠原は「私も香りを聞く、香りを旅することを大事にしながら向き合っていきたいです」とデザイナーとしての気づきがあったことを明かしていた。

 日本香堂は、グループ450年を迎え、新ステートメント・新CIおよび新グループスローガン「世界のホームフレグランスをリードする」を発表。そして新作の香『暁霞 -akigasumi-』、香十記念商品『高井十右衛門』を、この日お披露目した。
 
 トークショーには、香道 御家流 二十三世宗家・三條西堯水(さんじょうにしぎょうすい)、株式会社サン・アド顧問 アートディレクター・葛西薫も参加した。

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