内田理央「私のような人間がいてもいい」 “オタク文化”を発信するワケ
YouTubeでコアな世界広める「好きなことをたくさん、どんなジャンルも取り入れたい」
――内田さんは、自身のニックネームを冠したYouTubeチャンネル「だーりお CHANNEL」を新たに開設しました。きっかけは。
「始まりはやってみないかというスタッフさんからの提案です。内容はいろいろと悩み悩み、試行錯誤で取り組んでいます」
――内田さんは「新世紀エヴァンゲリオン」や「仮面ライダー」好きでも知られていて、“サブカル女子”の一面を持っていると思います。YouTubeではサブカルチャーを扱っており、エヴァについて語ったり、咀嚼音のASMRに挑戦したり、BLの話題も取り上げています。メーク動画もアップされていますが、コアな世界が広がっています。
「タレントの方がサブカルを話すというのはあまりないケースかなと思い、やってみたいコンテンツの一つでした。サブカルや文化に関しては、YouTubeならではの企画で、できることがたくさんあると思っています。コアなファンの方に届くものもあるのかなと考えています。どんな内容であっても、明るくポジティブに届けられたらと」
――内田さんは多趣味だと思いますので、これから特撮や漫画、ゲームなど、取り上げるジャンルが増えていきそうですね。
「できることなら、好きなことをたくさん、どんなジャンルも取り入れたいなと思っています。でも、どこまで皆さんが受け入れてくださるか。試行錯誤しつつ取り組んでいきます」
――SNSでは、ファッションに加えて自作イラストなど多彩な発信をしています。フォロワーのコメントにフランクに返信をしていますが、どのような思いで取り組んでいますか。
「私自身、人と話すのが好きで、コミュニケーションを大切にしているので、楽しくSNSを使い、最大限に活用できればと思っています」
――新しい一面をどんどん見せていけますね。
「女優はミステリアスで趣味や私生活を出さないほうがいい、という面にも憧れますが、私のような人間がいてもいいのかなと思っています。枠にとらわれずに、自分らしさというのを一つ大切にして、いろいろなことにチャレンジできたらいいですよね」
――これからどのような自分を発信していきたいですか。
「好奇心と探求心、この2つが自分らしさかなと思っています。お仕事をやるうえでも、プライベートでも、物事のいろいろなことを調べる癖がありまして、『オタク』みたいな部分はそこから来ていると思います。そんな陰の部分と陽の部分を、併せて発信できたらいいなと思っています」
□内田理央(うちだ・りお)、1991年9月27日、東京都生まれ。雑誌「MORE」専属モデル。2018年放送のドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)で主人公の幼なじみ・ちず役で人気を博す。2020年3月には映画「仮面病棟」が公開され、NHK BS時代劇「明治開花 新十郎探偵帖」(20年12月放送)ではヒロイン役として時代劇に初挑戦する。