「これはさすがに迷惑」 外国人客がスーツケースに足を乗せて電車内で“通行妨害” ネット怒り

電車に乗っていたら、そこに広がる光景にあ然となった。数人の外国人旅行客が乗車していたのだが、大きなスーツケースを広く使って座席間の通路に置き、中には、隣りの座席にはみ出す形でスーツケースに足を乗せる女性がいたのだ。「通行妨害だろ」。インバウンドの旅行需要は過去最高となっている中で、マナー問題の悪化が指摘されている。“通せんぼ”に困惑してしまったという目撃者に詳細を聞いた。

電車内で迷惑マナーに遭遇(写真はイメージ)【写真:写真AC】
電車内で迷惑マナーに遭遇(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「ドアから出ようと思ったのですが、通れませんでした」

 電車に乗っていたら、そこに広がる光景にあ然となった。数人の外国人旅行客が乗車していたのだが、大きなスーツケースを広く使って座席間の通路に置き、中には、隣りの座席にはみ出す形でスーツケースに足を乗せる女性がいたのだ。「通行妨害だろ」。インバウンドの旅行需要は過去最高となっている中で、マナー問題の悪化が指摘されている。“通せんぼ”に困惑してしまったという目撃者に詳細を聞いた。

 向こう側のロングシートには乗客が整然と座っているが、対照的に手前側は、3個の大きなスーツケースが通路を“占領”している。外国人旅行客の女性はスマホに目を落としている状況。さらに足を伸ばしてスーツケースに乗っけられては、ちょっと通ることは難しそうだ。

「マジで電車内のマナー考えろよ
通行妨害だろ
マナーの悪い外人は全員駆除した方がいいと思う」

 Xの投稿で怒りと嘆きの思いをつづたのは、Pa の国線(@pyAUOoM95e4262)さんだ。投稿は反響を呼んでおり、「これはさすがに迷惑 周りの人も困ってるよ…」「アウトです」といった、マナー違反に対する批判の声も寄せられている。

 JR京葉線の車内での出来事だったといい、「おそらく欧米の人で4人くらいいました。車内で大きな声で会話していたので、団体旅行客だと思います。停車中車両の外に行く時に1番前のドアから出ようと思ったのですが、スーツケースがあり、なかなか通りづらそうでしたので、通れませんでした」。

 周囲の状況については、注意をする人はいなかったが、「ちょこちょこ『迷惑だなぁ』みたいな視線で見てる方はたくさんいました」と振り返る。

電車内で目撃された光景【写真:本人提供】
電車内で目撃された光景【写真:本人提供】

「日本語以外文字で日本のマナーを書いた紙をいろんなところに貼るべき」

 日本では今、インバウンドの功罪が浮き彫りになっている。日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2024年の年間訪日外客数は3686万9900人を記録し、過去最高を更新した。今年2月は325万8100人となり、2月として初めて300万人を突破。旅行・観光業や飲食業は潤いを見せ、インバウンド需要は拡大を続けている。

 一方で、一部の外国人旅行客による、鉄道内の荷物トラブルや飲食店でのマナー違反が問題化。より有効なオーバーツーリズム対策が求められており、マナーやルールの周知徹底が急務となっている。ただ、海外客への差別・偏見に結び付けることがあってはならない。

 公共の場においては、個人個人が、他人に迷惑にならないようマナー遵守を心がけることも大事になってくるだろう。Pa の国線さんは「日本に来る時はマナーを事前に調べておいて、日本は礼儀正しいマナーの多い国だと思っておけば、外国人が気をつけることも多くなるはずです。日本側も、外国人にマナーを守ってもらえるように、日本語以外文字で日本のマナーを書いた紙をいろんなところに貼るべきだと思います」と話している。

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