療養中の82歳ささきいさおがメッセージ「1日も早く元気な姿で」 イベントで“仲間たち”が『宇宙戦艦ヤマト』披露
「第二十二回・長良グループ 夜桜演歌まつり」が5日、東京・世田谷区民会館で開催された。大手芸能プロダクションの長良グループが主催する音楽イベントで、所属歌手が出演した。アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌で知られるささきいさお(82)も出演予定だったが、1月中旬に「間質性肺炎急性増悪」で入院。2月に退院したが現在も療養中で、会場に病後初の肉声メッセージが流れた。今年はデビュー65周年で、早期の復帰を誓っていた。

「第二十二回・長良グループ 夜桜演歌まつり」に山川豊、水森かおりら
「第二十二回・長良グループ 夜桜演歌まつり」が5日、東京・世田谷区民会館で開催された。大手芸能プロダクションの長良グループが主催する音楽イベントで、所属歌手が出演した。アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌で知られるささきいさお(82)も出演予定だったが、1月中旬に「間質性肺炎急性増悪」で入院。2月に退院したが現在も療養中で、会場に病後初の肉声メッセージが流れた。今年はデビュー65周年で、早期の復帰を誓っていた。(取材・文=笹森文彦)
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「夜桜演歌まつり」は、長良グループに所属する田川寿美、水森かおり、岩佐美咲、はやぶさ(ヒカル、ヤマト)、辰巳ゆうとがそろうイベント。同グループ所属のお笑いタレント・グッチ裕三と、かつて所属していた山川豊がスペシャルゲストとして出演し、会場は満員になった。
ささきのメッセージは、出演者が全員ステージに登場したエンディング直前に流れた。会場に来られなかったことを謝罪し、現状を報告した。1月中旬に「間質性肺炎急性増悪」と診断されて入院。2月末に退院したが、医師からは「4月いっぱいは仕事を控えるように」と指示され、現在も療養しているという。
「間質性肺炎急性増悪」とは、風邪やインフルエンザなどの感染症をきっかけに、肺の間質と呼ばれる部分に炎症や損傷が起こり、呼吸不全などの症状が急激に進行する病気。ささきは1960年に和製エルビス・プレスリーとして、ロカビリー歌手としてデビュー。その後、『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』の主題歌が大ヒットし、「アニソン界の大王」と呼ばれている。
今年はデビュー65周年の節目だけに、メッセージに「1日でも早く回復して元気な姿で皆さまにまたお会いできるように頑張っておりますので、その節はよろしくお願いします」と熱い思いを込めた。小、中学校の後輩でもあるグッチは「今日は(一緒に出演できず)とても残念です。でも、(メッセージの)声を聞いたら、すごく張りがあったので、安心しました」と話した。
公演の最後には、出演者と会場が一体となって『宇宙戦艦ヤマト』を合唱した。「夜桜演歌まつり」は桜満開の時期に、23年間かけて東京23区の会場で開催するという壮大な計画のもと、2000年、北区・赤羽会館からスタート。20回目までは毎年開催されたが、新型コロナウイルスなどの影響で中止が続き、今年は3年ぶり22回目(22区目)の開催。26年かけて、23区制覇へリーチとなった。
なお、来年予定の23区目は豊島区。第1回から知るデビュー34年目の田川は「こんなに長く続くとは思っていなかった。それぞれの人生も時を経ての22回目、感慨深いです」と話した。今年デビュー30周年の水森は「最初、23年は遠い未来と感じていましたが、ゴールが近いと思うとみんなで力を合わせて頑張りたいと思います」と言葉に力を込めた。
