長澤まさみ、“共演者”の人形を抱いて報告会に登場「本当に可愛いんです。毎日表情が変わっていき…」
俳優の長澤まさみが5日、都内で行われた映画『ドールハウス』第45回ポルト国際映画祭凱旋報告会に、矢口史靖監督と共に出席した。

映画『ドールハウス』で“共演”
俳優の長澤まさみが5日、都内で行われた映画『ドールハウス』第45回ポルト国際映画祭凱旋報告会に、矢口史靖監督と共に出席した。
本作は、映画『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』などの矢口監督が原案・脚本・監督を務めたドールハウスミステリー。幼い娘を亡くし悲しみに暮れる鈴木佳恵(長澤)と夫・忠彦(瀬戸康史)の夫婦が、ある日骨董市で見かけた娘に似た人形(アヤ人形)を購入したことから起こるスリリングな出来事を描いた物語。
2月に開催された第45回ポルト国際映画祭で、ファンタジー長編部門コンペティションおよび、オリエントエクスプレス部門にて選出され、グランプリ「Best Film Award」を受賞という快挙を達成した。長澤は劇中に出てくる“アヤ人形”を抱いて登場すると「以前別の作品(『アイアムアヒーロー』)で賞をいただいたのですが、今回はグランプリということで、すごいなと思いました。親近感があった映画祭なので嬉しかったし、作品に対して自信がつきました」と感想を述べた。
現地でも“アヤ人形”は大人気で、多くのファンが記念撮影をしていた。そんなアヤ人形について長澤は「本当に可愛いんです。毎日表情が変わっていき、とても愛らしくて好かれる子なんです」と愛でるように見つめると「共演者だと思っています。私も信頼感があって、一緒のシーンは一人じゃないなって思った日々でした。ただちょっとアヤちゃんは重量があるので、大変なんです。でもそれが大事にしたくなるんです」と大切な相棒であることを強調していた。
長澤と矢口監督は、2014年公開の映画『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』で作品を共にしているが、約10年ぶりのタッグ。長澤はオファーに即決したというと「ストーリーのスピード感に、どこまで行くんだと胸をつかまれました。『WOOD JOB!』のときは撮影も短く、またぜひガッツリとご一緒したいと思っていたんです」と参加理由を明かしていた。
矢口監督は見どころについて「長澤さんのムンクの叫びのような顔が素晴らしい」と絶賛すると「とてもショックを与えられる。バッチリでした」と期待を煽っていた。
