岡崎紗絵、広瀬アリスの“無の顔”に注目「本当にゼロの顔を…」 本人は自覚アリ「頭の中で」

広瀬アリスが主演を務める日本テレビ系の新連続ドラマ『なんで私が神説教』(土曜午後9時)の初回放送に先がけて、制作発表会見が行われた。会見には広瀬をはじめ、渡辺翔太(Snow Man)、岡崎紗絵、野呂佳代、小手伸也、伊藤淳史、木村佳乃の7人の主要キャストが登壇した。

会見に出席した主要キャスト【写真:(C)日本テレビ】
会見に出席した主要キャスト【写真:(C)日本テレビ】

4月12日スタートの新土曜ドラマ、教室セットで会見開催

 広瀬アリスが主演を務める日本テレビ系の新連続ドラマ『なんで私が神説教』(土曜午後9時)の初回放送に先がけて、制作発表会見が行われた。会見には広瀬をはじめ、渡辺翔太(Snow Man)、岡崎紗絵、野呂佳代、小手伸也、伊藤淳史、木村佳乃の7人の主要キャストが登壇した。

 会見の舞台となったのは、作中で広瀬演じる主人公・麗美静が担任を務める名新学園2年10組の教室セット。普段は緊張感に包まれる説教シーンの撮影現場も、この日ばかりは和やかな雰囲気に包まれ、登壇者たちの仲の良さを感じさせる時間となった。

“無職生活を脱却するために何となく教師になった”静が、問題児ぞろいの生徒たちの事情に巻き込まれながら“説教”を通じて向き合っていくという本作。広瀬は「静は内に秘めている人間なので、なかなか表情には出さないんですけど、言い始めたら止まらない。気合は十分なので、引き続き撮影を頑張っていきます」と意気込みを語り、ヘアスタイルを大胆にイメージチェンジしたことにも言及。「“どんぐり”とか“こけし”とよく言われるんですけど(笑)、気に入ってます」と笑顔を見せた。

 熱血で天然な数学教師・浦見光を演じる渡辺は「自分にとって新しい役柄です。コメディを演じるのは、すごく難しいということを体感して勉強しながらやらせてもらっています」と現在の心境を語り、英語教師・林聖羅を演じる岡崎は「聖羅は、先生という職業に関して前向きではない脱力系な先生です。もちろん頑張る気持ちははあるのですが、役としてはあまり意気込まないようにします」と“脱力系”教師役に挑む意気込みを述べた。

 学年主任の世界史教師・大口美幸役の野呂は「人間くさいところもあるので、そこがうまく伝わったら」と語り、小手演じる出世欲の強い教頭・新庄保は「視聴者の皆さんに嫌われたら本望」とヒール役に徹する姿勢を明かした。

 政治経済教師・森口櫂を演じる伊藤は「言えないことがすごく多いんです」と謎めいた役どころを示唆し、日本テレビのドラマでは1998年放送の『世紀末の詩』で新米教師を演じた木村は、校長・加護京子を演じることについて、「いきなり出世したなと思います(笑)。当時20代だったんですけど、学校の先生ってすごいなと思いながら授業のシーンをやっていたのを、昨日のことのように思い出します」と、27年前の思い出を語った。

 会見では、「言いたいことが言えない世の中を生きる大人たちに贈る」という作品テーマにちなみ、“言いたくても言えないこと”をテーマにしたフリップトークも実施された。

 広瀬は「渡辺さんの口癖」を挙げ、「ことあるごとに『すみません』と言うんです。毎回『すみませんって言わなくていいですよ』と言っていたんですけど、『すみません』1回につき渡辺さんから10円を払ってもらうことにしまして(笑)。今120円くらい貯まっていて、最後にはそれでみんなにおごってもらおうかなと」と明かすした。

 これについて、渡辺は「デビューする前はよく叱られていたので、謝るのが口癖になっちゃって。褒められてもなんかすみません、僕なんかが……みたいな気持ちにどうしてもなっちゃって。それを『言わなくていいよ』って言ってもらえて、心が晴れました。言われるまでは気付かなかったんですけど、今はちょっと意識していて、本当に人生変わりました」と広瀬のおかげで“意識改革”にも成功したようだ。

 続けて、渡辺は「トイレに行っていいですか?」が言えないと明かし、現場での気遣いを吐露。広瀬は「このことを大々的に記事にしていただいて、皆さんに気づいてもらいましょう」とフォローを入れた。

 野呂は“あんこNG”エピソードを披露。岡崎は広瀬の“無の顔”に注目しているとし、「本当にゼロの顔をされていて……。この差が好きでずっと見てるんです」と笑うと、広瀬は「多分、それは説教のシーンのセリフを頭の中で言っている時ですね」と自覚があることを明かした。

 キャストの呼び名を巡る話題では、広瀬の「アリスと呼んでほしい」という希望に小手が戸惑いを語った。また、「佳乃ちゃん」と呼びたいと広瀬が応じると、木村も「嬉しい~!」と笑顔を見せた。

 最後に、広瀬が「今はとても便利な世の中になっているけど、言いたいことが言えなかったり、うまく伝わらなかったり、とても生きづらいなと思うことが多いと思います。その中で私が演じる麗美静が説教という形で、みんなが言いたかったこと、みんなが声を大にして言いたかったことを伝えてくれる作品になっています。学園ものではあるんですけど、大人の方も見てスッキリするドラマになっています。皆さんぜひ楽しみにしていただければ」と呼びかけて、会見は締めくくられた。

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