辞任のカンテレ・大多亮社長、中居正広氏に対して怒りを通り越し「今となっては…コメントもない」
フジテレビ系列の準キー局・関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長が4日、大阪市北区の同社で報道陣の取材に応じ、辞任を表明した。取材には23社47人が出席した。

1度目の会見では中居氏に対し「そう(怒り)とって結構です」
フジテレビ系列の準キー局・関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長が4日、大阪市北区の同社で報道陣の取材に応じ、辞任を表明した。取材には23社47人が出席した。
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この日の会見で大多氏はまず「本日、臨時取締役会が開催されまして、本日付で社長を辞任しました」と辞任を報告した。
さらに「何より謝りたいのは女性Aさんに対してです。彼女を苦しめてしまったことは本当にお詫びしたい。今回の問題の対応にあたっては、中居氏や番組を守ろうという意識は全くありませんでした。プライベートな問題と考えてしまい、その後はとにかく彼女に取り返しのつかないことが起きてはならない。万が一のことが起きてはならないという思いで対応してきました」とAさんへの謝罪を口にした。
さらに「そのためには事実を知るものを最小限にするものがよいという港社長の判断や、彼女が誰にも知られずに仕事に復帰するということばかりを考えてまいりました。彼女のためを思って対応してきたつもりでしたが、それは彼女の意思を無視し責任を転嫁する行為だったという第三者委員会の指摘を大変重く受け止めております」と続けた。
先月31日には元タレントの中居正広氏と女性とのトラブルに端を発する問題で、フジテレビの第三者委員会が調査報告を公表。同書では、女性アナウンサーAさんが中居氏から性被害を同社に申告したにも関わらず、当時の港浩一社長と大多亮専務、編成制作局長G氏が「プライベートな男女間のトラブル」と即断。「こうした3名の誤った認識・評価が、CX(フジテレビ)における本事案への対応を誤る大きな要因となった」と断じていた。
そもそもの発端となった中居氏に対する思いを問われると、「1回目の会見でも聞かれて、そう(怒り)とって結構ですと答えましたが、まぁもう今となってはもう……適切かどうかわからないですが、コメントもないです」と怒りを超える感情を伝えた。
