3月末でNHKを退職した中川安奈アナウンサー（31）が1日、インスタグラムを更新し、大手芸能事務所のホリプロに所属したことを発表した。桜木を背にした写真を添付し、NHKへの感謝と今後への期待を記している。

　中川はNHKで過ごした日々を振り返り、思いをつづった。

「2025年3月末をもって、9年間勤務したNHKを退職しました。新卒で採用していただいてから　お世話になったNHKの皆様と視聴者の皆様に、心から感謝申し上げます。最後までキャスターを務めさせていただいた『サンデースポーツ』での3年間は、私にとってかけがえのない宝物の時間です」

　その上で「また、素敵なご縁に恵まれまして、本日から（株）ホリプロに所属させていただくことになりました。どんなことが待っているのか今とってもワクワクしています」と報告し、「新たな場所でよりいっそう精進してまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いします　中川安奈」と呼びかけた。

　中川は慶応大法学部政治学科を卒業し、2016年4月、NHKに入局。秋田局、広島局をへて20年から東京アナウンス室の一員になり、『あさイチ』『サンデースポーツ』などを担当。22年サッカーW杯カタール大会、23年ラグビーW杯フランス大会の進行、21年東京五輪の現地スタジオ担当、24年パリ五輪の閉会式キャスターを務め、NHK女性スポーツキャスターの象徴的な存在だった。

　しかし、昨年12月までに退職を決意。芸能関係者によると、複数の芸能事務所とコンタクトした上で、多くのフリーアナウンサー、文化人らが所属するホリプロを選択したという。同事務所の公式サイトにもこの日から、名前とプロフィールが掲載。性格については「天真爛漫」と記されている。一方で写真は掲載されておらず、関係者は「まだ、ないんです」と話していた。