お笑い芸人の東野幸治が3月31日、テレビ朝日系『耳の穴かっぽじって聞け！』（月曜深夜1時58分）に出演。レギュラー番組が3本終了した心境を打ち明けた。

　東野は前回出演時の昨年12月、新たに2本のレギュラー番組が決まり、MCのウエストランド・井口浩之らは「人気MC」として迎えていた。だが、その時点で東野は3本の終了を「もうすでに知ってた」そうで、「まだ言われへんから。番組なんてパンパンって終わるからって、合図してるわけよ」と匂わせていたことを告げた。

　番組終了は順に知らされたそうで、最初は日本テレビ系『東野・岡村の旅猿～プライベートでごめんなさい…』。東野は「『旅猿』はDVDを売るっていうて10年以上続いたかな。だからDVDを出すんですよ」と説明した一方、「でも、今日日（きょうび）もう、誰がDVD買ってんの？」「DVD売れへんから（終了は）当然じゃないですか」とし、事務所スタッフから報告を受けた際も「まぁな！」と返したそうだ。

　それから1週間後、今度はチームマネージャーから連絡。当初は「『旅猿』のこと、岡村がゴネてんのかな？」などと考えたものの、日本テレビ系『行列のできる法律相談所』の終了を報告されたそうで、これについても東野は「そもそも『行列』は島田紳助師匠の番組」と納得したという。

　続けて、「俺はたまたまゲストにいて、それがなんでか、きっかけか巡り合わせなのか、レギュラーになって、レギュラーからMC。どうしてもレギュラー番組とゲストは違うやん。レギュラー番組は家でいうと分譲マンションな感じで。『行列』ってやっぱ賃貸マンションな感じ」とも発言。その1週間後にはフジテレビ系『ワイドナショー』の終了も聞かされたそうだが、東野は「松本（人志）さんの番組やし……」「これも分譲か賃貸でいったら賃貸物件」と表現した。

　これを受け、井口が「実際、どうなんですか？　めちゃくちゃレギュラーがある中、それでも3つ終わるとなると……」と聞くと、東野は「半年ずつズレてくれへんの？」と本音を吐露。一気に終わるとネット上で「落ち目タレント」などと騒がれるとしつつ、「テレビタレントって、そういう因果な宿命というか、そう思って入ってきてる」と語った。

　また、東野は「時給の良いフリーターな気持ち、タレントは」「バラエティー番組でよく言われるのは、始まったらいつかは終わる。終着駅が待ってるって考えた方がいい」とも。「人のやってた番組を勝手に受け継いで終わるってなって、円形脱毛症したらアホやろ」とも述べ、スタジオの笑いを誘う場面もあった。