亀梨和也が涙「もっと大きなグループにできた」 KAT-TUN解散も…直前の生配信で「ファンと直接会える場所を準備中」

3人組アイドルグループ・KAT-TUNが31日をもって解散した。同日の午後9時からはファンクラブ会員に向けて生配信を行い、ファンへの思いを語った。

KAT-TUNが31日をもって解散した
KAT-TUNが31日をもって解散した

2001年に6人で結成、3人で活動に終止符

 3人組アイドルグループ・KAT-TUNが31日をもって解散した。同日の午後9時からはファンクラブ会員に向けて生配信を行い、ファンへの思いを語った。

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 3月12日にSTARTO ENTERTAINMENTの公式サイトで解散を発表したKAT-TUN。ファンからは「最後にライブをやってほしい」との声が多くあがっており、話題になっていた。それらの声を受けて、22日にKAT-TUNファンクラブ会員限定の無料生配信「Thanks to Hyphen 2025」を行うことを発表した。

 配信は『Real fece#2』のパフォーマンスからスタートし、歌い終わると「こんばんは」とあいさつ。メンバーの亀梨和也は「ファンクラブの皆さん、長年支えてくださっているみなさん、一瞬も見逃さずに楽しんでいただけたら」と笑顔を見せた。

 また、生配信を行っている場所について、亀梨が「ゆかりのある場所ということですが、分かりますか?」と問いかけた。カメラが室内全体をとらえると、中丸雄一が「2006年のデビュー曲『Real fece』を撮影したスタジオなんです」と明かした。

 続けて、今までのグッズやライブ衣装がずらりと並んでいるブースを紹介。順に見て周り、3人で当時の思い出を語り、懐かしさに浸った。

 そして、外の特設ステージへと移動すると、3人は横に並び、一人ずつファンに言葉を送った。中丸は「先輩の背中を見て『ああ、なれたら』と思いながら、ライブをやるうちにKAT-TUNを応援してくれる人が増えていき、そこに喜びを感じながら駆け抜けてきました。この6人でなければ、この軌跡はたどれなかったと思います。この気持ちが届いたらいいなと思います」と語った。

 上田竜也は「こんな紆余曲折あったグループを応援してくださった皆さまには心から感謝します」と話すと、涙ぐみ言葉を詰まらせた。息を整えて「みなさんの生活に寄り添えたり、誰かの励みになりたいと思って突っ走ってきました。けどもしかしたら、悲しませることが多かったかもしれません。結果的にKAT-TUNは歩みを止めることになりましたが、本当にメンバーには感謝しかありません。どんな時代にも、乗り越えないといけないことはたくさんあって、メンバーがいなければ乗り越えられなくて、今の自分がいるのは5人のおかげです」と感謝の言葉を口にした。さらに、「明日から上田竜也としての人生が始まりますが、ファンの方についてきてもらえるように前を向いて、自分のエンターテインメントを追求して、みなさんにワクワクしてもらえるように約束します」とちかった。

 亀梨も涙を浮かべ、声を詰まらせながら「一筋縄でいかなかったからこそ、面白いこともあったのかなと。当時の自分にもっと余裕があったら、受け止めるキャパがあったら、もっと大きなグループにできたのかなとも思いますが、そんなグループをここまで支え、ともに進んでくださったハイフンには心から感謝しております」と思いを明かした。また、「赤西仁、田口淳之介、田中聖、上田竜也、中丸雄一、本当にくっついたり、離れたり、ぶつかったり。どこにも負けないくらい手を取り合って大きな波に向かっていったり。この25年という歩みで得た経験、見てきた景色というものを、しっかりと次の一歩へ迎えたいと思います」とメンバーに対して言葉を送った。亀梨はこの日をもってSTARTO ENTERTAINMENTを退所することも発表しており、「進むと決めた以上、もっとすてきな景色をそれぞれが届けられるように、誇れる未来でつながれるように歩んでいけたらと思います」と言葉に力を込めた。

 そして、ここで中丸が「直接会って感謝を伝えられないかと思っていまして。(現時点では)場所の問題があるので、日時が決まり次第、皆さんにお伝えしたいと思っています」と、あらめてファンとの場を設けることを発表した。

 最後は、KAT-TUNらしさ全開の“火の演出”とともに『We just Go Hard feat.AK-69』を歌唱。3人で向かい合って『ハルカナ約束』の1フレーズも歌い上げ、パフォーマンスを締めくくった。そして、今までのライブの最後に行っていた「We are?」「KAT-TUN!」の掛け声の後、3人は再び肩を寄せ合い、炎の中へと姿を消した。

 KAT-TUNは2001年に6人で結成するも、赤西、田中、田口が脱退&退所。田口が抜けた約1か月後の16年5月1日の東京ドーム公演を最後に「充電期間」となり、17年12月31日まで活動休止していた。今後、亀梨は解散と同時に退所、上田と中丸は契約を継続し、個人として活動する。同グループは結成から24年、CDデビューから約19年で幕を閉じた。

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