「ここは日本ですか?」 バイク走行中に遭遇した目を疑う光景にネットも戦慄「これは怖い」
春のバイクツーリングが危機一髪の展開に……。目の前が砂のような幕で覆われてしまって、ほとんど見えない。自然現象の災難に見舞われたというSNS投稿が話題を集めた。吹き荒れる風に、黄砂などが重なった状況だという。当事者に詳細を聞いた。

「何度も路肩に避難」 バイカーが遭遇
春のバイクツーリングが危機一髪の展開に……。目の前が砂のような幕で覆われてしまって、ほとんど見えない。自然現象の災難に見舞われたというSNS投稿が話題を集めた。吹き荒れる風に、黄砂などが重なった状況だという。当事者に詳細を聞いた。
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「暴風、黄砂による視界困難にて遭難中」
目を疑うような衝撃の光景だ。片側1車線の道路、砂嵐のようになってしまっており、十数メートル先が見えない状況だ。
今年3月下旬に、宮城県内の県道10号で撮影された1枚。Xの投稿者はKN(@KN536944122877)さん。ホンダ・クロスカブ110を愛車に持つ40代のライダーだ。
「バイクの場合、暴風によってあおられやすく、対向車線へはみ出てしまうことが何度もあり、命の危険を感じました。その度何度も路肩に避難し、風が弱まるのを待ちながらゆっくり進んで行くことを心がけました。県道10号から離脱して市街地に着いたら黄砂も弱まり、比較的楽に帰宅できました。歩行者は見当たらず、車は昼ながらフォグライトをつけて減速して運転してましたね」と当時の様子を明かした。安全に細心の注意を払い、慎重を期した走行で、無事に帰宅できたという。
気温が暖かくなり、行楽・観光日和の多くなる春は待望の季節だ。一方で、困ってしまう“風物詩”がいくつもある。花粉症に加えて、黄砂は厄介でもある。
インパクトを放つ投稿は6400件以上の“いいね”、約30万回の閲覧数を記録するなど、大きな反響を呼んだ。「これは怖い!」「これは凄いですね 花粉とかも混ざってそうな勢いですね、、、」「JAPAN…? って思ってしまうぐらいすごい砂嵐」「ゴビ砂漠にでも迷いこんだのかな?」「ここは日本ですか?」「映画の撮影かなにかかな?」など、驚がくする人が相次いでいる。
自然は時に猛威をふるう。緊急事態に直面しても、慌てずに対処したというKNさん。「この場所は、海沿いの3・11被災地域です。私は宮城県在住で3・11の被災者でもあります。なので自然の脅威についてはあらかじめ心構えができていたからこそ、今回に関しても冷静に行動できていたと思います」と話している。
