俳優の横浜流星が蔦重こと主人公・蔦屋重三郎を演じるNHKの大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』（日曜午後8時）。30日に放送された第13回では、鱗形屋（片岡愛之助）が再び偽板の罪で捕まる展開が描かれた。心配する蔦重に対する鱗形屋の言動にSNSでは厳しい声が飛び交った。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　鱗形屋が各所に借金を重ね、その証文の一つが鳥山検校（市原隼人）を頭とする金貸しの座頭に流れ、苦し紛れに罪を犯した。心配した蔦重が出向いて行き、鱗形屋の細見を500冊買わせてほしいと言った。鱗形屋は「哀れな本屋に施しにございますか。だったら店たたんでくれませんか」と言った。さらに「そろそろ返してくんねえですか。うちから盗んだ商いを……おれにはこれしかねえんだよ。この商いしかねえんだよ」と激怒して突き飛ばすように追い返した。

　SNSでは「さすがに図々しい」「他人の本を盗んでいてその言い草はどうかと思う」「嫉妬と逆恨み」「だから捕まるんだよ」「言いがかり」「逆恨み」「とんだ八つ当たり」「身から出たさび」「貧すれば鈍する」「がたがたぬかしてガッタガタ」「言っちゃいけないこと言った」と厳しい声が飛び交った。

　一方、ビデオリサーチによると、NHK総合で30日午後8時から放送された『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』の関東地区の平均世帯視聴率は9.6％（個人5.6％）だった。