俳優の横浜流星が蔦重こと主人公・蔦屋重三郎を演じるNHKの大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』（日曜午後8時）。30日に放送された第13回では、鳥山検校（市原隼人）が、瀬川（小芝風花）を身請けして妻となった瀬以に対し厳しい態度をとる様子が描かれた。SNSでは鳥山検校に対し「怖い」という声であふれた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　検校は本の好きな瀬以のために部屋いっぱいにたくさんの本を買い与えた。瀬以は「退屈する暇がなさそうにございます」と喜ぶと、あわてて「だんな様がおられぬ時のことにございます」と退屈の意味を補足説明した。検校は瀬以の反応に納得いかなかったのか「なぜ、吉原の者たちとおる時のように声が弾まぬ。なぜじゃ……わしはそなたの望むことはすべて叶えておるではないか」と迫った。瀬以は吉原の人間は親兄弟と似た親しみがあるとし、だんな様をお慕いする気持ちとは別のものと説明した。だが検校は「しょせん、わしは客ということか？　どこまでいこうと女郎と客。そういうことだな」と怒り、瀬以を部屋に閉じ込めて鍵をかけてしまった。

　SNSでは検校に「怖い」「ひょう変ぶり怖すぎる」「恐ろしい」「闇落ちしちゃった」「重い」「裏の顔」「ダークサイド」「嫉妬か」「嫉妬悲しい」「束縛激しい」「やばい」「怪しげな雰囲気」「モラハラ夫」「荒れている」という厳しい批判の声であふれた。一方で演じる市原については「嫌な感じとすごみ…いい役者」「すごいよ」「うまい」と気迫の演技を絶賛する声もあった。