お笑い芸人の永野が30日、関西テレビ『マルコポロリ!』（日曜午後1時59分）に出演。昨年6月に放送されたフジテレビ系『さんまのお笑い向上委員会』でぼっ発した陣内智則との“バトル”後の裏話を披露した。この日は1年間の名シーンを振り返る特別企画“大慰労会”として、MC・東野幸治と永野、ほんこん、メッセンジャー・あいはらで放送された。

　9か月前の『向上委員会』は、「やってることはお利口な猿みたいなもの」などと暴言を吐いた永野に、陣内が飛び掛かって髪をつかんで押し倒し“ブチギレ騒動”として話題になった。当時は、東野のYouTubeに出演した永野が、有吉弘行を目指すのかと聞かれて否定し「このYouTubeを見てる若い制作陣、一緒に楽しいことやっていこうよ」と前向きに呼びかけた直後だったという。

　思い返して落胆した永野が「フィジカルがすべてだったんで」と抵抗できなかったと言うと、東野は「吉本って古いから、けんか強いヤツが最高なんですよ。最後は腕っぷしなんですよ」とコメントした。永野はすぐに陣内のYouTubeに呼ばれたとしたが、「コラボでもなく、陣内さんの金になるだけのYouTubeに呼ばれて。“仲直りしような”って言われて。コラボだったらお互いウィンウィンですけど」と永野のYouTubeに陣内は出ていないと説明。

　永野は「呼び出されて（出たのに）、（撮影）場所も用意したくなかったのか、ウチの事務所来て。陣内さんのクルーが」と振り返った。東野が「陣内さんのテンポでYouTube回して」と聞くと、永野は「ペコペコ、ペコペコ、怖いから」と反応。

「それ流れたら、今まで1年ぐらい“永野、革命だ!”ってかけて来たファンがガッカリしちゃって。陣内さんの前でペコペコして、“悪かったな。うまくできんかったな”って。うまくできんかった？　“えっ、マジだ”って最初思ったんですけど、言えないじゃないですか」と告白。

　東野が「言ったらええやん」と言うと、永野は「違うんですよ。マネジャーすらも（撮影場所の）部屋から出されてるんで、陣内クルーの腕っぷし強そうなヤツがカメラ持ってたりして。“大将のこと何か言ったら行くぞ”みたいなとこに（加えて）狭い部屋に入れられて。“うまく行かんかったなあ”って言われて。“いや、トラブルだろう”って」と回想した。

　東野が「でも、それからご飯食べに行ったりしてるわけや。陣内と」とまとめる方向に持って行こうとしたが、そんな事実のない永野は困惑しつつ「あっ、『向上委員会』の新年会はありました。（明石家）さんまさんとかいらっしゃって、対面に座ることは恐縮していたら、さんまさんが“おい来いや”とか言われて。陣内さんが“隣に座れよ”って（行くと）、みんな茶化す感じで“2人が！”って言ってたら、（陣内は）すぐ記録みたいに“笑って、笑って”って肩組んで笑顔で撮ってみたいにされて」と明かした。

　ほんこんが「（和解の）既成事実」と大笑いすると、あいはらが「証拠みたいにな」と続いた。永野は「証拠みたいなのはありましたね」と同意しつつ「あんな作り笑いしたことないですけど。ホント。ニコーッて笑って」と淡々と言い放ち、笑いを誘った。