【RIZIN】鈴木千裕は1-2の判定負け、血まみれ死闘も及ばず 5.4東京D参戦は絶望的に…朝倉未来「これは闘えない。無理はさせないで」

第5代RIZINフェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)がカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)に1-2の判定で敗れた。鈴木はRIZIN連敗となった。

判定でカルシャガ・ダウトベックに敗戦した鈴木千裕(右)【写真:(C)RIZIN FF】
判定でカルシャガ・ダウトベックに敗戦した鈴木千裕(右)【写真:(C)RIZIN FF】

第11試合

格闘技イベント「RIZIN.50」(3月30日・あなぶきアリーナ香川/ABEMA PPVで全試合生中継)第11試合、RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)

 第5代RIZINフェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)がカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)に1-2の判定で敗れた。鈴木はRIZIN連敗となった。

 RIZIN屈指のストライカー対決、1Rから激しく打ち合った。力が入っているのか、鈴木のパンチがやや大振り。対するダウトベックは冷静にサウスポースタイルから打撃を当てていく。鈴木は2分半を過ぎたあたりで落ち着きを取り戻したか、パンチにローキックをおり交ぜていく。ペースを取り戻しかけたところ、終盤にはダウトベックにテイクダウンを奪われた。

 2Rもリング中央で緊張感のある攻防。鈴木が先に左ストレートをもろに被弾。ぐらつくが、前進を止めない。打ち終わりを狙われ、被弾が続く。一方のダウトベックも出血しながらも冷静だった。自らのペースを崩さない。劣勢だった鈴木だが、残り1分のところで左フックをクリーンヒットさせ沸かせる。

 最終Rも前に出続ける鈴木。ダウトベックも引かずに迎撃。終盤、鈴木の圧力がやや落ちてくる。鈴木の金髪は赤く染まり、ダウトベックも顔面は血まみれ。そして最終盤に鈴木が打撃を当て、場内のボルテージは最高潮に。しかし判定の結果、1-2で敗れた。

 鈴木は2023年11月のヴガール・ケラモフとの同級王座決定戦で勝利しベルトを獲得。しかし昨年大みそかの2度目の防衛戦でクレベル・コイケに敗れ、ベルトを奪われていた。

 鈴木は「RIZIN男祭り」に参戦が決まっている朝倉未来の相手候補として、榊原信行CEOが名前を挙げていた。同じく候補だったYA-MANが29日の「RISE ELDORADO 2025」でTKO負けを喫しており、朝倉との対戦は絶望的な状況となっていた。鈴木も敗れたため、混沌とした状況となってきた。

 ゲスト席の朝倉未来は「ここまでの負傷した選手とは闘えないですね。YA-MANもしかりですけど。あまり無理はさせないでほしい」と冷静にコメントしていた。

次のページへ (2/2) 【動画】ダウトベックの鈴木千裕の壮絶な打ち合い
1 2
あなたの“気になる”を教えてください