俳優・吉沢亮が主演を務める映画『ババンババンバンバンパイア』（浜崎慎治監督）の新たな公開日が、7月4日に決定した。29日に公式サイトなどで発表された。

　吉沢は昨年末、泥酔して自宅マンションに帰宅しようとした際、誤って隣室に無断で侵入したとして、警視庁から任意で事情を聴かれた。所属事務所は事実と認め、後に隣室の住人とは示談が成立した。この影響で当初は2月14日に予定していた公開が延期され、この度、5か月遅れでの公開となる。

　吉沢の所属事務所・アミューズは1月14日、公式サイトで隣人との示談成立を発表。吉沢本人も「あまりにも身勝手で非常識な行為により、多大なご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。自分の未熟さを痛感しております」などと謝罪していた。

　一連の報道を受け、吉沢がCM出演していたアサヒビールは広告契約を中途解約し、花王は公式サイトからCM動画を削除。一方で、アイリスオーヤマはCM契約の継続を発表。「吉沢亮さんの今後の挑戦を応援し、共に頑張っていきたいという当社の決意を示すもの」と説明していた。

　同作は、別冊少年チャンピオン（秋田書店）にて連載中の奥嶋ひろまさ氏による人気漫画が原作。主人公は銭湯で働く450歳のバンパイア・森蘭丸（吉沢）で、至高の味わいである「18歳童貞の血」を求め、銭湯の一人息子・李仁（板垣李光人）の成長と純血を見守っていた。しかし、李仁がクラスメートに一目惚れ。蘭丸は李仁の童貞喪失阻止作戦に取り組んでいくラブコメディーになっている。