麒麟・川島明、NHK『編成王川島』レギュラー化にやる気「信念を持ってやってます」
お笑いコンビ・麒麟の川島明が31日までに都内で行われたNHKのバラエティー『編成王川島』レギュラー化決定の取材会に、朝日奈央とともに出席。レギュラー化を喜び、同番組にかける思いを語った。

『編成王川島』レギュラー化「続けてみていただきたい」
お笑いコンビ・麒麟の川島明が31日までに都内で行われたNHKのバラエティー『編成王川島』レギュラー化決定の取材会に、朝日奈央とともに出席。レギュラー化を喜び、同番組にかける思いを語った。
同番組は、NHK特命編成部GM・川島が、NHKの未来を担うバラエティー企画の開発を目指す新企画探求バラエティー。お笑い芸人やタレントが、特命編成部の会議で川島らを前に新しい企画をプレゼンし、試作したVTRを披露する。川島がアドバイザーとともに企画の可能性について討論し、高評価を得た企画は将来単独での番組化が実現することも。これまではパイロット版で放送してきたが、4月よりレギュラー化が決定した。初回放送は4月2日を予定している。
取材会にはメガネスタイルで参加した2人。報道陣より、なぜメガネスタイルなのかと問われると、総合演出から「今のテレビを元気にしたいと思う中で、アメリカでものづくりが豊かに行われていた6、70年くらいの時代の力を借りたいと思いました。それでセットとメガネ、服装をそういう形にさせていただいた」と説明があった。
毎回メガネのフィッティングの時間があるそうで、朝日は「すごいこだわってますよね」とコメント。川島は、かけているメガネについて「表参道のビンテージで、50年前くらいのもの」と明かし、「ファッションと髪型をそれに寄せるっていう。おもろいですよね。そんな番組はないから」と声を弾ませた。
世界観を作り込んだうえで4月よりレギュラー化。この心境について川島は「特番の頃から実験的で楽しくて。その頃から比べると大きくセットも趣旨も変わった。続けてやっていくからこそ、点じゃなくて線になった感じで。振り返ってみたら、当時はうーんって思ったやつが、ここに来て意外と評判がよかったりするので、そういった意味では、線になってよかったなって思います」と喜び、「信念を持ってやっています」とやる気を見せた。
GMとしても、本当はすべての企画を番組化したい思いがあるというが「そりゃ無理でしょうと。ちょっと手術すれば治る病気もあれば、これは1回バラしたほうがいいかもってものもあったんです(笑)。全部親の気持ちで見ていますが、まずは1、2割が形になれば。この番組が登竜門になるのではないかと、そういう気持ちでやっています」と吐露した。
取材会の前には第1回目の収録を行っており、手応えを「1発当ててやろうという意気込みを、プレゼンターさんやスタッフさんから感じられます」と川島。続けて「ある程度台本はありますが、8、9割はガチでやっていて我々もここで初めて見るので、幅がすごいんです」と前置きをし、「めっちゃ感動するものもあれば、最後まで首を傾げるっていうものも(笑)。でも、それがいいんです。長い目で見ていただければ、当たりがきたときにめちゃくちゃ盛り上がると思うので、続けてみていただきたいです」と呼びかけた。
自身が企画を考えるとしたら、どういった内容にするかという質問もあり、これに川島は「絵がうまい後輩がいっぱいいるんです。例えばウガンダに行って、絵の力だけで帰ってこられるか。帰ってきたら描いた絵で個展をする」と答えた。実際に、お笑いタレントのネゴシックスに提案した際は「やるわけないだろう。46だぞ俺は」と断られたという。
