瀧内公美、憧れの浅野忠信との共演に歓喜「“唯一無二”という言葉が1番しっくりくる俳優」
俳優の瀧内公美が29日、都内で行われた映画『レイブンズ』の舞台あいさつに、主演の浅野忠信、メガホンをとったマーク・ギル監督と共に登壇した。

映画『レイブンズ』の舞台あいさつに登壇
俳優の瀧内公美が29日、都内で行われた映画『レイブンズ』の舞台あいさつに、主演の浅野忠信、メガホンをとったマーク・ギル監督と共に登壇した。
浅野が、クレイジーで寂しがり屋で猫を愛した天才写真家・深瀬昌久をチャーミングに演じている本作。深瀬昌久の物語にほれ込んだイギリス人のマーク・ギル監督が、9年がかりで完成させたフランス・日本・ベルギー・スペイン合作映画となっている。
深瀬昌久の妻・洋子役を演じた瀧内は「俳優をやり始めてからずっと憧れだった浅野さんとご一緒できた作品で、こうして舞台あいさつに立てたことが本当にうれしいです」と笑顔であいさつし、「いつか浅野さんみたいな表現をしてやると思いながら経験を重ねてきた私ですが、まさか浅野さんと対峙する日が来るなんて思ってもいませんでした。そんな作品を皆さんに見ていただいてうれしいです」と声を弾ませた。
また、洋子役を演じた感想について瀧内は「すごくエネルギッシュな役柄だったので、いま自分にあるエネルギーをすべて注入して表現をするということを大切にしていました」と打ち明け、「目の前で浅野さんが表現していらっしゃる昌ちゃんが、私の演じる洋子にとってはすべてで、時折、暴力的な昌ちゃんが現れても、私がずっと見ている彼の弱さでもあり、受け入れたいところでもあり、叱りたいところでもあるという思いで、浅野さんが全力で投げてくださるのであれば、私はその2倍、3倍で返してやるような(笑)、憧れと尊敬の気持ちとともに、お芝居をさせていただきました」と吐露した。
さらに、浅野の魅力を聞かれた瀧内は「ずっと見続けていたいと思う存在感というのは、浅野さんでしかないんですよね。我々の世代の俳優はみんな憧れですから。浅野さんのような道を歩んでいる人は1人もいなくて、唯一無二という言葉が1番しっくりくる俳優さんだなと思っています」と答え、「これからもずっと追い続けたいですし、独自の道を歩んできた先輩だからこそ、それを私たちはあとを追って、後進に道をつなげていきたいと思わせてくれる大先輩です」と目を輝かせた。
加えて、マーク監督からも「彼の演技に感嘆する時間を過ごせた」などと絶賛の声が飛ぶと、浅野は「最高ですね! 褒められるの大好きですから。こんな感じですけどすごく喜んでいますから。最高な時間です」と頬をゆるめた。
