【RISE】王者・中村寛 難敵“コリアンデビル”との壮絶打ち合い制す 準決勝は笠原友希との王者対決

第8試合は、RISEライト級王者・中村寛(日本)が元RISEスーパーフェザー級王者・チャンヒョン・リー(韓国)に3-0で判定勝ちし、トーナメント1回戦を突破した。

判定勝ちで準決勝に進んだ中村寛(左)【写真:(C)RISE】
判定勝ちで準決勝に進んだ中村寛(左)【写真:(C)RISE】

第8試合

格闘技イベント「RISE ELDORADO 2025」(29日、東京・両国国技館)RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament ① 3分3R延長1R(ABEMA PPVで全試合生中継)

 第8試合は、RISEライト級王者・中村寛(日本)が元RISEスーパーフェザー級王者・チャンヒョン・リー(韓国)に3-0で判定勝ちし、トーナメント1回戦を突破した。

 1回戦の最後のカードは壮絶な打ち合いとなった。1R早々に両者は出血。終盤には中村がパンチのコンビネーションでラッシュをかけ、チャンヒョンをコーナーに追い込む場面もあったが“コリアンデビル”の異名を持つ元RISE王者は最後まで倒れなかった。

 判定となった試合は、ジャッジ全員が中村を支持。3-0で中村が準決勝に駒を進めた。試合後にマイクを握った中村は「進化する姿を見せることはできなかった」とやや消化不良に終わった胸の内を語ったが、「残り2か月ちょっと。いったんオフを取って、より完璧な姿を見せて次はしっかり倒しに行く」と意気込んでいた。

 両者は22年10月のRISE WORLD SERIESで対戦。当時はチャンヒョンが2R・KOで勝利しており、中村はキャリアで唯一となるKO負けを喫していた。負けられない試合を制したRISE現役王者は、1回戦でパヌワット・TGT(タイ)をKOで下した現シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の笠原友希と準決勝で対戦する。

次のページへ (2/2) 【動画】壮絶打ち合い…パンチのラッシュをかける中村寛
1 2
あなたの“気になる”を教えてください