氷川きよし、歌手活動再開後初シングルで小室哲哉とタッグ 自らオファー「私たちの青春に生きる力をくださった」
歌手の氷川きよしと音楽プロデューサーの小室哲哉が、4月6日からスタートのフジテレビ系アニメ『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』(日曜午前9時)で、エンディングテーマ「『Party of Monsters』氷川きよし with t.komuro)を担当する。

オファーを受けた小室「キイナの代表作になってほしいです」
歌手の氷川きよしと音楽プロデューサーの小室哲哉が、4月6日からスタートのフジテレビ系アニメ『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』(日曜午前9時)で、エンディングテーマ「『Party of Monsters』氷川きよし with t.komuro)を担当する。
水木しげる氏の歴史的名作『ゲゲゲの鬼太郎』がアニメ放送されたのは、1968年1月3日。アニメ第1期の放送開始以降、第6期が2020年3月まで放送され、50年以上経った現在でも愛されている。23年11月には映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が公開され、第47回日本アカデミー賞「優秀アニメーション作品賞」を受賞した。今回の『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』は、水木氏の没後10年の節目の企画。鬼太郎にゆかりのある著名人がセレクトした回が、過去に放送された第1期~第6期の中から毎週1話ずつ放送される。オープニング主題歌は、Adoが『ゲゲゲの鬼太郎』を歌唱する。
エンディングテーマを担当する氷川は、18年4月『ゲゲゲの鬼太郎』第6期のオープニング主題歌『ゲゲゲの鬼太郎』や、同年10月放送の『ゲゲゲの鬼太郎』の第6期新章「西洋妖怪編」のエンディング主題歌『見えんけれども おるんだよ』も担当。7年ぶりに鬼太郎の世界に戻ってきた氷川は、今回エンディングの話を受け、かねてより大ファンだった小室にプロデュースをオファーした。小室も、氷川がTM NETWORKのメンバー・木根尚登と親交があることを知っており、また氷川がTM NETWORKの『SEVEN DAYS WAR』をカバーした縁から、オファーを快諾した。氷川にとって本楽曲は、歌手活動再開後初のシングルリリースとなる。
エンディングテーマの抜てきを受け氷川は、「今回で3曲目となる『鬼太郎』の楽曲ということで、ぜひ、小室さんとご一緒したいと思ってお願いしました」と自ら小室へオファーしたと明かした。「最初にデモテープをいただいた時は、歌えるかどうかすごく不安で、弱気になっていました。でも逆に今までやったことがないことに挑戦するっていうことが大事なので、とにかく思い切り楽しみたいなって思いました」と念願の小室サウンドについに参加できたことを素直に喜ぶと共に、自身のチャレンジであると気を引き締める。
オファーを受けた小室は、「自分のやれる限りを提供してあげないと失礼すぎると思わせる才能があります。自分も、昨今の旬クリエイターとの勝負だなと思い、個性は残しつつも、かなり新境地に挑戦してもらいました」と、氷川にチャレンジを課しながらも、本作への思いをコメントした。
書き下ろされた新曲『Party of Monsters』は、「Pa Pa Pa Party of Monsters, Monsters, Monsters」の歌い出しのフレーズが耳に残る、テクノ色の強いダンスチューンに仕上がっている。氷川は高速ラップにも初挑戦している。以下、氷川と小室のコメント全文。
○氷川きよし
「子どもの時から見てきたテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』。前回は、お馴染みのオープニング主題歌『ゲゲゲの鬼太郎』と、エンディングテーマ『見えんけれども おるんだよ』で参加させていただきましたが、今回また、エンディングテーマのお話をいただいて大変うれしく思っております。そして、私たちの青春に生きる力をくださった小室哲哉さんによる作詞作曲編曲で歌わせていただけるということで、すごくうれしい気持ちですし、たくさんの皆さまにこの『Party of Monsters』を聞いていただけたらと思っております。レコーディングを終え、放送がはじまるのを本当にワクワク楽しみにしておりますが、最初にデモテープをいただいた時は、歌えるかどうかすごく不安で、弱気になっていました。でも逆に今までやったことがないことに挑戦するっていうことが大事なので、とにかく思い切り楽しみたいなって思いました。MVもすごく面白い映像になっているんじゃないかな。世の中への問いかけなど、いろんなことをこの歌で伝えられたらいいなと思っております。小室さん、本当にありがとうございます。感謝しております。ぜひ『ゲゲゲの鬼太郎 私が愛した歴代ゲゲゲ』と共に『Party of Monsters』を一緒に歌って楽しんでくださいね!」
○小室哲哉
「僕でほんとうに良いの? と何度もキイナには問いかけたかも。何回か会っているうちにこの子の頑張りはどこから来ているのかなあと、、、よくぞここまで真っ直ぐに生きてきたなあと思いました。自分のやれる限りを提供してあげないと失礼すぎると思わせる才能があります。自分も、昨今の旬クリエイターとの勝負だなと思い個性は残しつつも、かなり新境地に挑戦してもらいました。キイナの代表作になってほしいです」
※キイナ:KIINA.(キーナ)。氷川きよしを象徴する呼び名。「kii(キー)」とナチュラル(natural)」をかけ合わせた新たな愛称。
