今田美桜、朝ドラで速記を勉強中「難しいです」 土佐弁に苦労も北村匠海がサポート

俳優の今田美桜がヒロイン・朝田のぶを演じる2025年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)が31日にスタートする。このほど今田が取材に応じ、役作りのための準備や習得中のスキルを明かした。

今田美桜がヒロイン・朝田のぶを演じる【写真:(C)NHK】
今田美桜がヒロイン・朝田のぶを演じる【写真:(C)NHK】

連続テレビ小説『あんぱん』でヒロイン・朝田のぶを演じる

 俳優の今田美桜がヒロイン・朝田のぶを演じる2025年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)が31日にスタートする。このほど今田が取材に応じ、役作りのための準備や習得中のスキルを明かした。

 本作は漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに、苦難に面しても夢を忘れず荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでの愛と勇気の物語。今田は高知で祖父母・両親の愛情をたっぷり受けて育つ三姉妹の長女・のぶを演じる。

 高知が舞台とあって、土佐弁に苦労もあったと明かし、「語学を勉強しているような感じでした。土佐ことば指導の先生から音声テープをいただいて、それを聞いて聞いて聞きまくって慣れていきました。でも、最初は自分が聞いた音と発している音が一致しているのか分からなかったので、シーンの合間にずっと先生の横でひたすらセリフを読んで聞いてもらっていました」と撮影中も猛練習を重ねたという。

 なかにはどうしても使いこなせない方言もあったが、のぶの幼なじみでのちに夫となる柳井嵩役の北村匠海に「つまずいた方言と似た単語を探してもらっていました」とサポートがあったそうで、「具体的な高知の言葉は忘れてしまったんですけど、『“アフリカ大陸”と一緒』と教えてもらって、全部アフリカ大陸に置き換えてセリフをしゃべって、慣れてきたら方言でしゃべるようにすることもありました。意外とその方法がすごく私には合っていて、北村さんは一切土佐弁がないんですけど、そうやって助けていただいてます」と感謝した。

 方言のほかにも、本作でのぶは高知の新聞社に戦後初の女性記者として就職することになることから「今は速記を勉強中です」と明かし、史実でも暢さんは速記の腕を生かして記者として活躍していたそう。本作ののぶについても「速記がいろいろな道を開けていく一つの大きな武器になっているので、見どころの一つにもなっています」とアピールした。

 簡単な線や点でできた符号などを使って言葉を書きとる速記について、今田は「これを覚えたらとても便利だろうなと思うんですけど、なかなか難しいです。今はスマホで録音やメモをとる方がたくさんいらっしゃると思うので、速記はすごく新鮮なんじゃないかなと思います。本当にフニャフニャした文字なんですよ(笑)。当時の皆さんはそうやってメモを取られていたのがすごすぎて、これからの撮影でも楽しみの一つです」と声を弾ませていた。

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