埼玉・越谷市から栃木・宇都宮市を結ぶ一般国道4号（新4号国道）で、逆走車に遭遇したドライバーの体験が注目を集めている。この危険な状況は、ぐちまるさん（＠guchimaru_ER34）の投稿によって明らかになった。ドライブレコーダーに記録された映像がXで大きな反響を呼び、再生回数は534万回以上に達した。この出来事は、交通ルールを無視したドライバーが引き起こす危険性を改めて浮き彫りにしている。

　ぐちまるさんは、「ついさっき人生で初めて逆走車に出くわした　ガチで死ぬかと思った　新4だから止まれたものの高速道路だったらと思うと震えが止まらん」とつづり、非常に危険な状況を体験したことを明かした。

　新4号国道は、埼玉・越谷市から栃木・宇都宮市に至る全長80.5キロメートルの道路で、設計速度は80キロに設定されている。多くの区間では片側3車線が確保されており、交通量も非常に多い。

　ぐちまるさんが公開したドライブレコーダーの映像には、前方の車が車線変更した直後に逆走車が迫ってくる様子が映し出されていた。この出来事が発生したのは夜間で、視界が限られていたものの、ヘッドライトの光で逆走車の存在に気付くことができた。とっさにパッシングやクラクション、ハザードランプで警告を発し、正面衝突を回避したものの、一歩間違えれば重大な事故につながる危険な状況だった。

　お互いが停止した後、ぐちまるさんは慎重に逆走車とすれ違いながら、運転手に「逆走しています。すぐにUターンしてもらわないと。走ってきたら危ないでしょ」と注意。すると、「すみません」と謝罪の言葉を口にする女性運転手の声が残されていた。

　また、後続車両の追突事故を避けるため、「パッシングしながらハザード炊いてブレーキ何回も踏んで後続車に知らせたのでみんな避けてくれました」と、当時の状況を明かしている。

　この投稿には、「回避がマジで上手」「ご無事で何より」「車止めて逆走と教えてあげるの素晴らしいです！」「対応100点!!!」といった声が寄せられた。

　この出来事は、交通ルールを守らないドライバーの危険性を改めて認識させるものとなり、事故を未然に防ぐための冷静な対応の重要性を再確認させている。