萩原利久、主演映画の注目は“ガチ走りシーン” トラウマになりかけ「こんなに本気で走るシーンは初めて」
俳優の萩原利久が27日、主演を務める映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(4月25日公開)のプレミア舞台あいさつに登壇。メインキャストの河合優実、伊東蒼、黒崎煌代、メガホンをとった大九明子監督と作品にまつわるトークを繰り広げた。

4月25日公開、映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
俳優の萩原利久が27日、主演を務める映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(4月25日公開)のプレミア舞台あいさつに登壇。メインキャストの河合優実、伊東蒼、黒崎煌代、メガホンをとった大九明子監督と作品にまつわるトークを繰り広げた。
本作は、コント職人として知られるジャルジャルの福徳秀介が2020年に発表した同名恋愛小説を実写化した作品。主人公の冴えない毎日を送る大学生・小西徹を萩原、小西が恋に落ちるヒロイン・桜田花を河合が演じている。
キャスト陣と監督は、作品のキーワードとなる“空”をイメージした風船ステージに登場。萩原は主人公を演じるにあたって、「とにかくこぼさない意識をしました。小西は会話をしながら、言葉を受けて原動力になったり、みなさんからもらうモノが大事だった。個性的な役の中で、みなさんがいろんな引き出しを出してくださるので、その1つひとつをこぼさずにキャッチできるか(意識した)」と、こだわったポイントを語った。
撮影は関西大で行われ、「リアルな学生さんが周りにいる中で撮影させていただいて、そういう景色だったり、匂い、色、すべての所からキャッチできるものを取りこぼさないように、いつも以上に受け皿のようなものを意識はしていました」とコメント。「関西大学の方がまぶしくて。初めて行った日はどこに行っても明るい声だったり、1人ひとりがノビノビ、キラキラされていた。すごくいいものをたくさん吸収させていただきました」と学生たちから影響を受けたことを伝えた。
イチ推しシーンを発表するコーナーでは「走るシーン」を選び、「よくある撮影の仕方でカメラマンさんが車に乗って走っている姿を撮影するというのがよくあるのですが、だいたい『気持ち速度を落としてください』と言われることが多い」と説明すると、「この映画の走るシーンは、尋常じゃないくらい車が速いんです。全力で走っても追いつかないくらいの速度。こんなに本気で走るシーンを撮ったのは初めてです」と告白した。
このシーンについて監督は、「走り出したきっかけが、脳内にはびこってしまった妄想から逃げる、小西の1番弱い部分だったので、死に物狂いで走らないと意味が無くなってしまうシーンだった。坂道でしたが、『振り切るつもりで走らせてください』とドライバーに言いました」と回想。萩原は「ガチ走りに注目してほしいです」とアピールし、「走るシーンは割と好きなほうだったのですが、今後好きというのを考えるくらいだった。撮影の後半だったらダウンしていたかもしれないくらいの全力走りでした」とトラウマになりかけたことを明かした。
