【ミスタートロットジャパン】20代学生チームがアカペラ挑戦も厳しい評価 審査員「プロとして通用しない」

一発勝負の歌謡ショー『ミスタートロット ジャパン』(水曜午後9時)の第6回が、映像配信サービス『Lemino(レミノ)』で26日に配信された。今回は本選一次のラストチーム「スチューデント」の様子が放送され、二次に進むメンバーが決定。本選一次通過者のトップ3も発表された。

20代以上の学生で結成されたチーム「スチューデント」の6人
20代以上の学生で結成されたチーム「スチューデント」の6人

本選1次のトップ3も発表 1位は再び高校生

 一発勝負の歌謡ショー『ミスタートロット ジャパン』(水曜午後9時)の第6回が、映像配信サービス『Lemino(レミノ)』で26日に配信された。今回は本選一次のラストチーム「スチューデント」の様子が放送され、二次に進むメンバーが決定。本選一次通過者のトップ3も発表された。

(※以下、番組の内容に関する記述があります)

 同番組は、韓国で社会現象を巻き起こした大人気歌謡オーディション番組の日本版。番組MCをフットボールアワーの後藤輝基、レジェンドマスターを細川たかしが務める。トロットとは、韓国で演歌や懐かしの歌謡曲にあたる音楽ジャンル。『ミスタートロット ジャパン』は、全世界から選ばれた男性ボーカリスト74人が初代Mr.TROT(ミスタートロット)の座をかけオーディションに挑む。

 本選1次では、74人から本選に出場した42人が『チームミッション』で本選2次を目指す。42人をチーム「社会人」、「アクター&リベンジャーズ」、「KOREA&コメディアン」、「ティーンズ」、「スチューデント」、「ダーリン」、「シンガー」の7チームに再編成。この7チームが「ロックトロット」「演歌トロット」「昭和アイドルトロット」「歌姫トロット」「グループサウンズトロット」「バラードトロット」「アニソントロット」の7つのジャンルの課題曲に挑戦する。

 本選のマスター(審査員)は細川たかし、武部聡志、高橋洋子、ソニン、椿鬼奴、クリスタル・ケイ、勝俣州和、レイザーラモンRG、ゆうちゃみ、韓国トロット界のクイーンと称されるチャン・ユンジョンが務める。本選では、各チームのパフォーマンスを審査するマスターが手元のボタンを押す。ボタンが押されるとマスターの席に付いているハートに光が灯り、10人全員のハートが押される『オールハート』の状態になれば、チームメンバー全員が本選二次に進むことができる。しかしハートが1~9個だった場合は、マスター審議で選ばれたメンバーだけが次に進むことができる。

 今回は20代以上の学生で結成されたチーム「スチューデント」の6人が本選に挑んだ。もともと「スチューデント」は学生11人で結成されたチーム。予選では11人全員がオールハートを獲得していた。「スチューデント」のうち、島憂樹、藤崎伊織、高野航大、橋詰昌慧、具島勇心の10代メンバーで再編成したチーム「ティーンズ」は、一足先に本選でもオールハートを獲得し、5人全員が合格している。イ・スンホン、相澤侑我、グエン・タンロン、藤井大翔、小峯佑斗、渡邉亮介の20代以上のメンバーで再編成された「スチューデント」もオールハートが期待された。

「スチューデント」が挑むのは、「バラードトロット」。ゴスペラーズの『ひとり』、DREAMS COME TRUEの『LOVE LOVE LOVE』を担当する。歌唱力で勝負するため、全員がアカペラ未経験ながらもアカペラに挑戦することに。相澤がそれぞれパートを振り分け、6人全員が主旋律とコーラスを担当するという変動的な構成に。主旋律とハモリがめまぐるしく変わる難易度の高い編曲に苦戦しながらも、学校やアルバイトの合間を縫って練習を重ねた。本番では、音叉で音程を2度確認し、難しい楽曲にアカペラで挑んだ。また『LOVE LOVE LOVE』でもそれぞれがリードをとりながらハーモニーを重ね、歌い上げた。

■合格者は16人

 しかし、結果は7ハート。武部は「すごく厳しいことを言うけど、アカペラを選んだ、リードパートを変えることを選んだなら、80点以上、90点以上のクオリティーのステージをしないと、プロとして通用しない」と指摘。「ハーモニーが崩れたのは言い訳になってしまう。崩さないように死ぬほど練習するしかない。そこは肝に銘じて、プロを目指す上で、『できないこと』は克服していく」とアドバイスした。また高橋も、「アカペラって本当に難しくて、それにチャレンジしたということは評価に値する」としながらも、「手放しで『わー! すごいね』というところまで言えないアカペラだった」と語った。

 マスター審議の結果、「スチューデント」からは藤井と相澤が追加合格となった。今回で本選1次の審査は終了。42人中、通過者は16人。16人の中でのトップ3も発表された。3位は予選でも3位となった「スチューデント」の相澤、2位は予選・本選一次ともにオールハートを獲得した「ティーンズ」の橋詰が選ばれた。また、予選でも1位を獲得した「ティーンズ」の島が、本選も1位通過となった。合格者16人は以下の通り。

〇本選2次出場者16人
・チーム「ティーンズ」(オールハート/5人全員合格)
具島勇心
島憂樹(予選・本選1次1位)
高野航大
橋詰昌慧(本選1次2位)
藤崎伊織

・チーム「シンガー」(3人)
風水ノ里恒彦
しいたか。
Tarkiee

・チーム「スチューデント」(2人)
相澤侑我(予選・本選1次3位)
藤井大翔

・チーム「KOREA &コメティアン」(2人)
ジュノ
YANAGI

・チーム「ダーリン」(2人)
平田淑倫
飯田俊樹

チーム「アクター&リベンジャーズ」(1人)
牛島隆太

・チーム「社会人」(1人)
辻大貴

※藤崎伊織の「崎」の正式名称はたつざき
※高野航大の「高」の正式名称ははしごだか

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