RIZIN榊原CEO、物議のONEチャトリ氏を断罪「理解がなければプロモーターとしての資格はない」

格闘技イベント「RIZIN」は26日、都内で記者会見し「RIZIN男祭り」(5月4日・東京ドーム)の追加カード4試合を発表した。会見後の囲み取材に応じた榊原信行CEOは、先週末に開催された格闘技イベント「ONE 172: TAKERU vs. RODTANG」について言及。物議を醸しているチャトリ・シットヨートンCEOの発言について見解を示した。

榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】
榊原信行CEO【写真:ENCOUNT編集部】

青木真也にも言及「1回しっかり話をしたい」

 格闘技イベント「RIZIN」は26日、都内で記者会見し「RIZIN男祭り」(5月4日・東京ドーム)の追加カード4試合を発表した。会見後の囲み取材に応じた榊原信行CEOは、先週末に開催された格闘技イベント「ONE 172: TAKERU vs. RODTANG」について言及。物議を醸しているチャトリ・シットヨートンCEOの発言について見解を示した。

 アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」の先週末の大会では、海人―マラット・グレゴリアンの試合がグレゴリアンの計量失敗により試合当日に中止が決定した。チャトリCEOは試合後の会見で、キャッチウェイトの交渉に応じなかった海人に対し、「5パウンドの違いだったら分かる。でも300グラムだけ! 私は海人はもっと(自身の)プロモーションのために戦うべきだと思う」と強気に発言。翌日に海人陣営が抗議し、謝罪の声明を発表する事態となっている。

 この件について記者から問われた榊原CEOは、「謝罪もしたじゃないですか。だからちょっと局面は変わってるかなと思います」と前置きしたうえで、「日本に来て、日本の格闘技界で本当に商売したいんなら、日本の格闘技の団体をしっかりリスペクトすること。小さいとか大きい関係ない。シーザー武志会長がいてSB(シュートボクシング)があって今の自分たちにつながっているということを理解しなければ、この国に来てビジネスをするプロモーターとしての資格はないと思う」と断罪した。

 そのうえで「僕らが現場を預かってるだけで、次の未来に届けていかなきゃいけないバトンなので。そこがなんか、自分は半分日本人だっていうんであれば、日本の礼節とかマナーとか、先輩に対する姿勢とか、まずプロモーターとしてという前に人間として学ぶ。日本で商売をするならそれが1番」と自身の哲学を示した。

 また、ONEで勝利をあげ今後の進退にが集まる青木真也に対しては「1回しっかり話をして、お互い意義のあること、単純にお金だけではないと思うんで。ちゃんとテーマがあって、彼の本当に最終フィニッシュをしていく、キャリアを終えていく上で、お互い実りのあることが、みんなに届くことができるんであれば試してみたい」と今後のRIZIN復帰への働きかけに意欲を示した。

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