「真夜中のサーカス」お披露目公演で仮面の男・Nicoが過去を告白 挫折を乗り越え「ここから歩んでいけたら」

エンターテインメントグループ・真夜中のサーカスが25日、東京キネマ倶楽部でお披露目公演「The First Call」を開催した。

お披露目公演を開催した真夜中のサーカス【写真:ENCOUNT編集部】
お披露目公演を開催した真夜中のサーカス【写真:ENCOUNT編集部】

Nico、潮見洸太、阿部大地、高士幸也、琉翔の5人で活動

 エンターテインメントグループ・真夜中のサーカスが25日、東京キネマ倶楽部でお披露目公演「The First Call」を開催した。

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 同グループは、ダンス・ボーカル×イマーシブ×謎解きを融合させた、新感覚エンターテインメントグループで、Nico、潮見洸太、阿部大地、高士幸也、琉翔の5人で活動。お披露目公演の会場は、独自のコンセプトに基づいた演出で彩られ、開場時点から来場者を幻想的な空間へと誘った。

 開演の時間を迎えると、シンガー、ダンサー、俳優、異なるバックグラウンドを持つ5人が、物語性を持つ楽曲やダンスはもちろん、観客を巻き込んで繰り広げる演劇でファンを魅了。真夜中のサーカスにしか造り出せないステージでメンバー1人ひとりがグループにかける思いをファンに伝え、圧倒的な歌唱力で日本レコード大賞、有線大賞を獲得し、ミステリアスな存在感を放つ仮面の男・Nicoは、過去を赤裸々に語った。

「17歳の時にとある国民的アニメの主題歌でデビューして、さまざまな賞レースに出させていただき、最優秀新人賞という貴重な賞をいただくこともできました。当時の僕は心のどこかで、ちょろいなと思っていたのだと思います」とコメント。デビュー2年目でレッスン生への降格を言い渡されたことを振り返り、「自分自身あがきにあがいて、正直、今も歌うのが怖くなっています」と吐露すると、「真夜中のサーカスは、僕のように挫折を味わっているメンバーや、夢の掴み方が分からないメンバーが集まっているサーカス団です。スタッフさん、このサーカスを楽しんでいくださっているみなさんと一緒に作り上げていくものだと思っています。僕らと一緒に素敵な夢と素敵な景色を今日ここから歩んでいけたら」とメッセージを送った。

 終演後、メンバーは囲み取材に応じ、2023年のミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンで幸村精市役を務め、華々しい俳優デビューを果たしている潮見は、「ステージで汗をかいてファンのみなさんと交流する感じが懐かしく感じました。今はほわっとしている気持ちと楽しかった気持ちがあります。やってよかったです」と充実感をにじませた。

 俳優として多彩な分野で活動する阿部は、初のグループ活動となり「今回の構成を僕が書いていまして、それが受け入れられた瞬間はホッとしました。お客様と一緒に作り上げていくサーカス団と目標に掲げてきて、それが実現して安心しています。とにかく今日は楽しかったです」と笑顔。

 最年少ながら“ダンス番長”としてパフォーマンスをけん引する琉翔は、「今まで舞台に立つ経験はありましたが、役やキャラクターをいただいて立っていました。今回は真夜中のサーカスの団員・琉翔として、自分自身として立っているので気持ちがよかったです。これからどんなことが待っているのか想像するのが楽しくて今日は最高の1日になりました」と思いを伝えた。

 徳川家に仕えていた井伊直政の家系に生まれ、真夜中のサーカスの団長を務める高士は、「半年以上準備してきて、お披露目が無事に終わってホッとしています。新しいジャンルに挑戦するにあたって緊張もありましたが、真夜中のサーカスというストーリーがどうなるのか、これからが楽しみになりました」とコメント。今後の目標を聞くと、「僕の先祖は戦場を一番に駆けて、誰よりも傷を受け、最終的に傷が原因で亡くなった。部下にも同僚にも厳しいという所は、ある意味自分に似ているのだと思っています。団長として目標を考えた時に、無理だと言われる目標を立てたいと思いました。1つはZeppのツアーをしたい、もう1つは東京キネマ倶楽部に戻ってきて3階までパンパンにして、みんなでまた『The First Call』を楽しみたい。これが今の目標で、ゆくゆくは天下を獲りたいです」と固い決意を明かした。

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