乃木坂46池田瑛紗、“二刀流”の原動力とは 高校時代でストイックに「もっと仕事を詰め込んでほしい」
乃木坂46の38枚目シングル『ネーブルオレンジ』(今月26日リリース)で、5期生・池田瑛紗(いけだ・てれさ=22)は2列目中央を務める。いまや選抜メンバーの常連でグループの主軸。それと並行し、東京藝術大に在籍し、勉学にも励んでいる。彼女はどんな時間の使い方をし、どういうマインドでいるのか。ベールに包まれている才色兼備の素顔に迫った。

池田瑛紗「乃木坂46になったのは、奇跡みたい」
乃木坂46の38枚目シングル『ネーブルオレンジ』(今月26日リリース)で、5期生・池田瑛紗(いけだ・てれさ=22)は2列目中央を務める。いまや選抜メンバーの常連でグループの主軸。それと並行し、東京芸術大に在籍し、勉学にも励んでいる。彼女はどんな時間の使い方をし、どういうマインドでいるのか。ベールに包まれている才色兼備の素顔に迫った。(取材・文=星川莉那、構成=柳田通斉)
“てれぱん”の愛称で親しまれている池田は、「モデルをしていた西野七瀬さんや齋藤飛鳥さんを見て、乃木坂46を知りました」と明かした。そして、2022年2月、5期生として加入。32枚目シングル『人は夢を二度見る』の5期生曲『心にもないこと』でセンターを務め、次のシングル『おひとりさま天国』から6作連続で選抜入り。5期生の冠番組・日本テレビ系『超・乃木坂スター誕生!』の他に、単独でのラジオやテレビ出演など活躍の場を広げた。
その反面、23年4月には芸術系大学の国内最高峰である東京芸術大に入学。乃木坂46との活動を両立させている。スケジュール管理など、時間の使い方が難しいように感じるが、本人は淡々と「移動の合間に勉強したり、振りを覚えたりしています」と返した。近況を聞くと「大学は春休みで、成績が出るまでのドキドキ期間ですね」と言いつつ、「この時期は乃木坂46の活動に集中できます」と笑顔を見せた。
今年2月に初めての後輩となる6期生の加入が決定。高校時代はバスケットボール部に所属し、「上下関係が厳しかった」と振り返った。当時、たたき込まれたことの影響で「乃木坂46に入っても(先輩に)会ったら、直礼していました」という。そして、「(乃木坂46の)先輩方が優しすぎて逆に怖かったです(笑)」と語った。そのため「後輩(6期生)に対しては、乃木坂の先輩方から学んだあり方でいたい。優しい先輩になりたいです」と温かい眼差しを向けた。

憧れはモデルの仕事「いつか挑戦できたら」
人気グループということもあり、全体での活動とは別に専属モデルや主演ドラマなど個人の仕事を担うメンバーは多い。池田自身も“外仕事”が増えてるが、「一人の仕事だと、自分が乃木坂46の代表であるという気持ち。周りが乃木坂46に求めているものは何なのか、『乃木坂46らしさとは』を考えながら仕事しています」とトップアイドルとしての自覚をのぞかせた。具体的には「おしとやかである、品がある、清楚さ、を意識している」とのこと。そして、「グループに戻った時にメンバーを見て、あらためてそういう風だなと思います」と目を細めた。
多忙な日々を過ごす中で、「(大学生で忙しいからという)思いやりを持たれてしまうのが、ものすごく申し訳ないし、もどかしい気持ち」と吐露した。その上で「むしろ、遠慮なくもっと(スケジュールを)詰め込んでほしいです(笑)。体は忙しくても、心の中では(他の)メンバーを見て焦ってしまいます。乃木坂46でできることは全部やりたい。バスケ部で培った体力は自信あるので」と言葉に力を込めた。
多くのアイドルは、“なりたくて”この世界に飛び込むだろう。「もともと、美術大を卒業した後にアートディレクターを目指していた」と高校生だった頃の将来の夢を明かした。そして、アイドルになった後も、諦めずに挑戦して大本命の大学に合格。「乃木坂46になったのは、私の人生には予想していなかったし、奇跡みたいだと思います」と、“二刀流”の原動力を垣間見せた。
偉大な先輩たちの背中を見て「モデルの仕事は素敵だなと。今までの雑誌などの撮影が楽しかったのでいつか挑戦できたら」と憧れを抱いてる。持ち前のストイックさは大きな武器。それを生かし、さらに一回り成長した姿で、夢の実現を目指している。
□池田瑛紗(いけだ・てれさ) 2002年5月12日、東京都生まれ。22年2月、乃木坂46の5期生として加入。23年8月23日リリースの33枚目シングル『おひとりさま天国』で初の選抜入り。159センチ。血液型不明。
