体重超過選手との試合を受けなかった海人 ONE代表は苦言「300gだけ!」「彼は恐れていた」

格闘技イベント「ONE 172: TAKERU vs. RODTANG」(23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)が行われた。大会後、マラット・グレゴリアン(アルメニア)との試合が消滅した海人(27=TEAM F.O.D)にチャトリCEOが苦言を呈した。

会見に登壇したチャトリ・シットヨートンCEO【写真:山口比佐夫】
会見に登壇したチャトリ・シットヨートンCEO【写真:山口比佐夫】

グレゴリアンが体重超過

 格闘技イベント「ONE 172: TAKERU vs. RODTANG」(23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)が行われた。大会後、マラット・グレゴリアン(アルメニア)との試合が消滅した海人(27=TEAM F.O.D)にチャトリ・シットヨートンCEOが苦言を呈した。

 同試合を巡っては海人は計量をクリアしていたが、グレゴリアンが前日計量会場に姿を見せず。規定時間を1時間オーバーして会場に到着しハイドレーションテストはクリアしたものの、体重は約300グラム超過していた。試合当日に試合の不成立が発表されていた。

 会見で海人とグレゴリアンの再戦に関する質問が飛ぶとチャトリCEOは眉間にしわを寄せ、「Why?」とジェスチャーした。

 2人のONEでの対戦可能性について「NO」と即答。さらに「もし大きい体重差だったら私も(受けないことに)同意する。しかし今回のケースは300グラム」と険しい表情になった。

 また「戦いたいのであれば戦いあうべきですし、恐れを持っているから戦わない道を選んだのだと思います。本当にわずかな差だったので戦うチャンスはあったと思う」と続けた。

 かなり不満だったようで「海人はファイトマネー全部もらった。でも本当のファイターだったら……。5パウンドの違いだったら分かる。でも300グラムだけ! 私は海人はもっと(自身の)プロモーションのために戦うべきだと思う」と日本語を交えて語っていた。

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