【ONE】元王者・秋元皓貴、リネカー撃破で4試合ぶり勝利 元MMA王者とのキック戦で左目カット…僅差の判定勝ち

第5試合では元ONEバンタム級キックボクシング世界王者の秋元皓貴(32=日本)が元ONEバンタム級MMA世界王者のジョン・リネカー(34=ブラジル)に2-1で判定勝ちを収めた。

ジョン・リネカー(左)に勝利した秋元皓貴【写真:山口比佐夫】
ジョン・リネカー(左)に勝利した秋元皓貴【写真:山口比佐夫】

格闘技イベント「ONE 172: TAKERU vs. RODTANG」

格闘技イベント「ONE 172: TAKERU vs. RODTANG」(23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)第5試合、バンタム級キックボクシング

 第5試合では元ONEバンタム級キックボクシング世界王者の秋元皓貴(32=日本)が元ONEバンタム級MMA世界王者のジョン・リネカー(34=ブラジル)に2-1で判定勝ちを収めた。

 秋元は2019年からONEに参戦したキックボクサー。バックボーンは空手でこれまで30戦している。22年に行われた自身の名前が入ったイベント「ONE Championship:ONE 163 Akimoto vs. Petchtanong」でのタイトル戦で判定負け。そこから勝ち星から遠ざかり現在は3連敗中だ。

 対するリネカーは昨年1月に行われた日本大会で、試合当日の緊急オファーを受け青木真也の代役を務めた34歳。堀口恭司と同じAmerican Top Team所属のMMAファイターだが、強烈なパンチ力を武器に立ち技の試合もこなしている。

 秋元にとっては我慢の戦いだった。重たくキックボクサーとは違うタイミングで飛んでくるパンチに下がり気味になる時間が長かった。3Rの終盤には左目まぶた付近をカットし流血。そこからは積極的に打撃を出す形になり焦りの表情が見えた。

 一方のリネカーは2R中盤から被弾が増えていった。スタミナが減り、パンチのキレが落ちたところにカウンターのコンビネーションを被弾し圧が弱まっていた。

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