直木賞作家・今村翔吾氏、日本史に記述のない「謎の4世紀」の作品化に意欲「エキサイティングです」
直木賞作家・今村翔吾氏が22日、東京・渋谷で開催された映画『巨大蛇行剣(だこうけん)と謎の4世紀』(山崎直史監督)の舞台あいさつに登壇した。『TBSドキュメンタリー映画祭2025』内で行われたイベントで、今村氏が親交のあるTBS報道局員・山崎氏の応援に駆けつけた。

『巨大蛇行剣(だこうけん)と謎の4世紀』(山崎直史監督)の舞台あいさつに登壇
直木賞作家・今村翔吾氏が22日、東京・渋谷で開催された映画『巨大蛇行剣(だこうけん)と謎の4世紀』(山崎直史監督)の舞台あいさつに登壇した。『TBSドキュメンタリー映画祭2025』内で行われたイベントで、今村氏が親交のあるTBS報道局員・山崎氏の応援に駆けつけた。
2人は、2022年に奈良県の富雄丸山古墳(とみおまるやまこふん)から見つかった「巨大蛇行剣」について、熱いトークを展開。日本の歴史には「謎の4世紀」と呼ばれる全く記述のない時代があり、卑弥呼が呪術で統治した3世紀と、倭の五王が武力で統治した5世紀の中間にあたるなどと説明した。
そこに登場したのが、全長2メートル37センチの蛇のようにクネクネと曲がった「巨大蛇行剣」(模型)。「謎の4世紀」を解明する鍵とされており、ノリのいい今村氏は「すごい発見です。『エラいものが出てきたな』というのが正直な感想です。日本統一、渡来人との戦い、宗教、八百よろずの神…エキサイティングです。作品にするしかないでしょう!」と言い、目を輝かせた。
今村氏は、映画の舞台あいさつの前にはTBS井上貴博アナウンサーがメインのTBSラジオ『井上貴博 土曜日の「あ」』(土曜午後1時)の公開生放送に、コラムニストの犬山紙子氏と出演。多勢のリスナーを前に、原作が今年11月にNetflixで世界配信される『イクサガミ』の話題や睡眠時間などで、盛り上がっていた。
