熊切あさ美、「崖っぷちアイドル」でブレイクの過去を回想 当時の苦悩は「お仕事を断れない」

タレントの熊切あさ美が21日、テレビ東京で行われた、26年の芸能生活で初となるソロ歌手としての新曲『大嫌いだけど 大好きな人』配信を記念した囲み取材に出席。“崖っぷちアイドル”という自身の肩書を「何年も前に捨てました」と語った。

囲み取材に出席した熊切あさ美【写真:ENCOUNT編集部】
囲み取材に出席した熊切あさ美【写真:ENCOUNT編集部】

『大嫌いだけど 大好きな人』でソロ曲デビュー

 タレントの熊切あさ美が21日、テレビ東京で行われた、26年の芸能生活で初となるソロ歌手としての新曲『大嫌いだけど 大好きな人』配信を記念した囲み取材に出席。“崖っぷちアイドル”という自身の肩書を「何年も前に捨てました」と語った。

 芸能生活26年にして、初のソロ曲『大嫌いだけど 大好きな人』でデビューを飾る熊切。熊切といえば、アイドルグループ・チェキッ娘、その派生メンバー・METAMOとして歌手活動も行っていたが「当時はコーラスだけで、メインで歌うことはなかった」と振り返る。

 報道陣から「昔から歌は好きだったのですか?」と問われた熊切は「歌は好きです。でもアイドル時代はまったくお誘いがなかったんです」と寂しそうな表情を浮かべると「もともと(オーディションバラエティである)ASAYANに落ちて、チェキッ娘を受けているので」とアーティスト志望であったことを強調していた。

 そんな熊切もさまざまな活動を経て、いつしか“崖っぷちアイドル”という肩書で認識されるようになった。熊切は「昔『踊る!さんま御殿!!』に出演させていただいた時、他の共演者から『何をしている子なの』と聞かれ、タレントと言うほどテレビにも出ていなかったし、グラビアも当時やっていなかったので、困っていたんです。その時あまり嫌われない表現はないかなと思って『崖っぷちアイドルです』と言ったら、長いこと使っていただけて……」と経緯を説明すると、「お仕事をたくさんいただけてありがたかったのですが“崖っぷち”と言われると、お仕事を断ることができないんですよね」と当時の苦悩を語る。

 現在は「毎日幸せです」と語った熊切。「崖っぷちでもたくさんお仕事をいただけたので、もういいかなと思って何年も前に(崖っぷちと言う肩書を)捨てたんです。私にとっては捨てたい過去なんです」と訴えつつも「でもそれすらも歌にできたのですから、とてもうれしいですね」と最後はポジティブに捉えていた。

 今年6月15日は、自身初となる「お誕生日ライブ」を行うという熊切。「これまで1度もバースデーイベントをやったことがなかった」と期待に胸を膨らませているというと「昔のチェキッ娘のファンの方も戻ってきてくださったらうれしいですね。全力で歌います」と誓っていた。

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