『御上先生』3年2組卒業コメント第5弾 山下幸輝「集大成が第10話に詰まっています」
俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場『御上先生』(日曜午後9時)がいよいよ23日に最終回を迎える。御上と共に、さまざまな課題に向き合い、考えてきた隣徳学院3年2組の生徒29人。最終回を前に彼らは一体何を思っているのか。ここでは、「隣徳学院3年2組 卒業メッセージ」と題し、個性豊かな生徒たちからのコメントを“出席番号順”で紹介する。御上と共に過ごした3か月をどう振り返るのか。

いよいよ23日に最終回を迎える
俳優の松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場『御上先生』(日曜午後9時)がいよいよ23日に最終回を迎える。御上と共に、さまざまな課題に向き合い、考えてきた隣徳学院3年2組の生徒29人。最終回を前に彼らは一体何を思っているのか。ここでは、「隣徳学院3年2組 卒業メッセージ」と題し、個性豊かな生徒たちからのコメントを“出席番号順”で紹介する。御上と共に過ごした3か月をどう振り返るのか。
本作は子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの2つを中心に物語が展開。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に1人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリーだ。
最終回では、隣徳学院と霞が関と永田町をつなぐ不正の証拠はそろった。そしてその不正には、千木良(高石あかり)が巻き込まれていた。大人たちが、自分たちの利権欲しさに踏み躙ってきた子供たちの未来を、御上(松坂)は取り戻すべく、生徒たちと考え、立ち向かっていく。そして迎える卒業の日、最後の授業。3年2組を待ち受けるのは、未来の光か、それとも――。
○晴山奈緒(はれやま・なお)役/矢吹奈子
「私が演じる晴山は、一番後ろの席で全体がよく見えていたので、みんなのお芝居を見て学ばせてもらうことばかりでした。緊張しないよう積極的に生徒に話しかけてくれた是枝先生(吉岡里帆)、生徒たちの表情を撮るときは目が合うように毎回立ち位置をずらしてくださったりするなど、常に気にかけてくださった御上先生に感謝の気持ちでいっぱいです。日が経つに連れ仲が深まっていく中で、クランクアップが近づいていくのは寂しくて仕方がなかったですが、生徒のみんながどう成長し、どういう気持ち・表情で卒業していくのか、最後まで見届けていただけるとうれしいです」
○冬木竜一郎(ふゆき・りゅういちろう)役/山下幸輝
「これまでさまざまな社会の問題や今の教育について生徒が1人ひとり考えて答えを出してきました。その集大成が第10話に詰まっています。御上先生が生徒たちに第1話から伝えてきたことを改めて視聴者の皆さんも思い出してみて、一緒に最後の授業を受けてほしいと思います。これまでのシーンの中で、第7話のチームビジコンが椎葉に『椎の葉』(祖父母が営んでいた和菓子店)の継続案を提案しに行くシーンが好きです。宮澤が言っていたように、女子だけじゃなく男子も気付かされることがあって社会を変えるために、そしてどうにか椎葉のためにとチームビジコンが立ち上がったのは演じていてグッときました。
御上先生には、冬木をここまで変えてくれてありがとうございますと伝えたいです。御上先生に出会えてなかったら冬木は自分の父のことを消化できていなかったと思うし、誰かのために何かをすることは出来なかったと思います。考えることの大切さを全身で感じたこの経験を冬木は次の人たちに伝えたいなと思います。そして同窓会でまた会いましょう」
○宮澤涼(みやざわ・りょう)役/豊田裕大
「まだまだ他の生徒たちの問題が出てきます。そして、大人軸の問題、それが隣徳学院の抱える大きな問題につながっていきます。それをどう解決していくのか、また御上先生に助けてもらった生徒たちはどう動いていくのかをご覧ください。第6話の御上先生が過去を話すシーンは個人的に自分の過去と重なる部分があったのと、松坂さんが生徒1人ひとりに視線が当たるような配慮をしてくださってとても思い出に残っています。あとは、第5話のビジネスコンテストのシーンです。朝から晩までの撮影で1000人弱の方を目の前にお芝居をするのは、精神的にもタフで鍛えられましたし、第5話としても大事なシーンなので記憶に残っています。
御上先生、僕たちにこれから生きていく上で大切なことを教えてくださってありがとうございました。主体性を持つことや『パーソナル イズ ポリティカル』、『考えて』を忘れずにしていきます。松坂さん、約3ヶ月間共にお芝居ができて幸せでした。真摯にお芝居に向き合う姿にいつも刺激を受けていました! それだけじゃなく、愛を持って生徒に接していただいてありがとうございました」
○村岡渉(むらおか・わたる)役/山田健人
「最終回に向けて、クラス全員の逞しく純粋な、成長した姿をぜひ見ていただきたいです!! 思い出に残っているシーンは、第4話の文化祭です。プランオカミに引っかかった溝端先生(迫田孝也)を宮澤くんと笑い堪えて見ているのでぜひ見返してみてください! 御上先生、この1年間本当にありがとうございました。自分の言動が人の心に影響を与え、それが社会全体にもつながる。こんなにも繊細に粘り強く考え続けなければいけないのだと学びました。先生やクラスのみんなからもらった言葉は僕の中での強い味方です。この先、辛いことがあったらたぶん真っ先に先生とお母さんを思い出しますので、今後ともお世話になります。村岡より」
○和久井翔(わくい・かける)役/夏生大湖
「最終回に向けて、大人組と生徒組の2つの大きな軸が一気に動き出します。特に生徒組がこれまで立ち向かった問題、そして新たに出てくる問題にどのようにして挑むかに注目して欲しいです。そして、第4話~第7話のそれぞれが抱える問題とそれに立ち向かう個々の生徒たちの顔つきやその変化をもう一度見返して最終回を見ていただけると、より楽しめるはずです。御上先生の生徒として、さまざまな問題に向き合い考える中で、松坂桃李さん演じる御上先生の内にある優しさに触れ、より力強く思考し、学ぶことができました。この経験はこの先の僕に勇気を与えてくれます。本当にありがとうございました。
3ヶ月間、御上先生と共に駆け抜けた3年2組の生徒たち。彼らの言葉には、共に学び、成長した証が詰まっている。生徒キャストたちが全力で演じた物語も、いよいよクライマックスへ。最後の授業では、視聴者にどんなメッセージを残すのか。ぜひ、彼らの旅立ちを目に焼き付けたい」
