染谷将太、“顔が似ている”峯田和伸と兄弟役「うれしかった」 主演映画で初共演が実現

俳優の染谷将太が21日、都内で行われた主演映画『BAUS 映画から船出した映画館』の公開初日舞台あいさつに峯田和伸、夏帆、甫木元空監督とともに登壇した。同作にまつわるトークを展開した。

公開初日舞台あいさつに登壇した染谷将太【写真:ENCOUNT編集部】
公開初日舞台あいさつに登壇した染谷将太【写真:ENCOUNT編集部】

10代行きつけの映画館の物語映画で主演「衝撃走った」

 俳優の染谷将太が21日、都内で行われた主演映画『BAUS 映画から船出した映画館』の公開初日舞台あいさつに峯田和伸、夏帆、甫木元空監督とともに登壇した。同作にまつわるトークを展開した。

 同作は、『吉祥寺に育てられた映画館 イノカン・MEG・バウス 吉祥寺っ子映画館三代記』が原作。同原作をもとに青山真治さん(2022年3月逝去)が温めていた脚本を甫木監督が引き継いで映画化。青森から上京したサネオ(染谷)とその兄・ハジメ(峯田)を中心に、時流に翻弄されながらも、吉祥寺の映画館バウスシアター(14年閉館)を守り続けた家族をめぐる約90年の物語を描く。

 奇しくも青山さんの命日に行われた同舞台あいさつ。染谷はオファーを受けた当初を振り返って「本当にドキッとしました」と胸中を吐露。「まず、青山さんが企画していたこともそこで初めて知った。バウスシアターという、自分も10代の頃からお世話になっていた劇場。(企画を聞いて)本当に衝撃が走ったのを覚えています。でも逆に、個人的な思いも強かったりして『ちゃんと冷静に、客観的に役を演じなきゃ』というドキドキもありました」と話した。

 初共演の染谷と兄弟を演じた峯田は「前々から、染谷さんと会う前から、マネジャーや知り合いから『峯田って、ちょっと染谷くんの顔に似ているよね』と言われてたことがあった」と告白。オチのない告白に、たまらず染谷が「終わりですか?(笑)」とツッコミを入れる一幕も。

 染谷はそんな峯田について「ステージや映画の中でずっと見てきた方。まさか兄弟役をやらせていただけるということでうれしかったです」とコメント。峯田も「うれしかったです」と返し、ほほ笑み合った。

 染谷はまた、生前の青山さんとのやり取りを回顧。「もともとは自分が映画の、尊敬する雲の上の監督的な存在だった。一緒にお仕事させていただけて、いつも会うと、ニコニコ、にゃむにゃむ話をしてくれて。人としても大好きな人だった。いなくなっても、そんなにいなくなっている気がしない。また急に夜中に、ベロンベロンになった青山さんから電話がかかってくるんじゃないかな、とそんな気持ちなんですよね。なんかそれはずっと続いている。だから、今ここ(青山氏が手がけた脚本作品の舞台あいさつ)に自分も立っているんだな、と実感します」と語った。

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