近藤真彦、「個人的ワンツー」の楽曲をスーパーバンドで熱唱 共演メンバー絶賛「まさに神曲」

誰もが歌えるJ-POPのヒットナンバーと懐かしい話が繰り広げられるNHK-BSの音楽特番『歌える!J-POP 黄金のヒットパレード決定版!#13』が22日午後10時から11時29分まで放送される。今回も豪華アーティストが集結し、番組ならではのスペシャルコラボも実現。中でも注目が近藤真彦のステージだ。ハラミちゃん(ピアノ)、シシド・カフカ(ドラムス)、廣津留すみれ(バイオリン)をバックに、デビュー前から近藤と親交のあるYU-KI(TRF)もボーカルで加わり、この日限りのスーパーバンドを結成。ファンに人気の『アンダルシアに憧れて』(1989年)、『愚か者』(87年)の2曲を披露する。ENCOUNTは公開収録直後の興奮冷めやらぬ中、近藤と豪華メンバーを直撃。さらに司会の平野ノラと同局の廣瀬智美アナウンサーに番組の注目ポイントを聞いた。

近藤真彦がYU-KI(TRF)と初共演で名曲を2曲披露【写真:(C)NHK】
近藤真彦がYU-KI(TRF)と初共演で名曲を2曲披露【写真:(C)NHK】

NHK-BS『歌える!J-POP 黄金のヒットパレード決定版!#13』22日に放送

 誰もが歌えるJ-POPのヒットナンバーと懐かしい話が繰り広げられるNHK-BSの音楽特番『歌える!J-POP 黄金のヒットパレード決定版!#13』が22日午後10時から11時29分まで放送される。今回も豪華アーティストが集結し、番組ならではのスペシャルコラボも実現。中でも注目が近藤真彦のステージだ。ハラミちゃん(ピアノ)、シシド・カフカ(ドラムス)、廣津留すみれ(バイオリン)をバックに、デビュー前から近藤と親交のあるYU-KI(TRF)もボーカルで加わり、この日限りのスーパーバンドを結成。ファンに人気の『アンダルシアに憧れて』(1989年)、『愚か者』(87年)の2曲を披露する。ENCOUNTは公開収録直後の興奮冷めやらぬ中、近藤と豪華メンバーを直撃。さらに司会の平野ノラと同局の廣瀬智美アナウンサーに番組の注目ポイントを聞いた。(取材・文=福嶋剛)

 2020年から始まり今回で13回目を迎えた同番組は、視聴者目線で「見たい」「聴きたい」懐かしのJ-POPをアーティストの生演奏で楽しめるのが特徴だ。放送中はSNSでも思い出コメントで盛り上がるなど、今や人気の音楽番組の1つとなっている。

 今回は、NHK『ヤングスタジオ101』(1986年~88年)時代から親交のあるプロデューサーの熱いリクエストに応えて、近藤のBS番組初出演が実現した。NHKのスタジオに集まった200人近い視聴者が見守る中、『アンダルシアに憧れて』と『愚か者』を歌った。

 数あるヒット曲の中からこの2曲を歌った近藤は「普通は『ギンギラギンにさりげなく』とか『スニーカーぶる~す』を歌うのかなって、みなさん想像したかもしれないですね。『愚か者』と『アンダルシアに憧れて』は、個人的に僕のワン・ツーと言ってもいいくらいのボーカルナンバーなので、今回はとても良い選曲だったと思います。そして全員女性の素晴らしいミュージシャンのみなさんと一緒にできて今までなかった体験でした。観覧席のみなさんにも響いていたみたいなので良かったです」と笑顔を見せた。

 近藤が「デビュー前からよく知っていた」と話すYU-KIは、念願だった先輩との初共演を果たした。「いろんな思い出を浮かべながら、マッチさんと一緒に歌わせていただき、本当に幸せでした」と感慨深げに振り返り、「数々のヒット曲をお持ちの近藤さんの曲の中でこの2曲は音楽ファンとしてもすごく衝撃だった曲で、普段こういう言葉は使わないんですが、まさに“神曲”です」と絶賛した。

 続けて「2曲ともすごく大人の男性をイメージする渋みの深い曲なので、一緒に歌わせていただくことが決まってから、あらためて歌詞を深く読み込み、イメージトレーニングを繰り返しながらこの日を迎えました。今日はリハーサルから今のマッチさんの歌声に生き様が伝わってきて感動しました。そんなマッチさんの素晴らしい歌声を感じながら私も歌詞の世界に入り込むことができてこれ以上ない喜びを感じています。それを引き立ててくださったハラミちゃんバンドの演奏も素晴らしかったですし、この日限りの特別な瞬間を私たちだけじゃなくてテレビの前の視聴者のみなさんもぜひ感じていただきたいです」と熱のこもった感想を寄せてくれた。

 そんな近藤とYU-KIの知られざる過去の話は番組内のトークコーナーで明かされる。

 そして今回のアレンジを担当したハラミちゃんも「リハーサルから鳥肌が立ってしまい、本番は集中し過ぎて10分の演奏が1分くらいに感じました」と話すと、バンドメンバー全員が口をそろえて「私もそうだった」と話した。

 ハラミちゃんは、ピアノ、バイオリン、ドラムだけでもバンド以上の熱量で演奏できるアレンジにこだわった。「とにかく近藤さんとYU-KIさんのパフォーマンスが鳥肌もので、背中を見ながら演奏している私も熱量がどんどん上がっちゃうくらい大興奮のステージでした。ちょっとこの光景は絶対忘れられないですね。これをテレビで見られるってすごく貴重だと思います」と満面の笑みを浮かべた。

 シシドは、パワフルさに加えて哀愁漂う繊細な演奏で楽曲の世界観をドラムで表現した。

「長年この世界で歌い続けているYU-KIさんの今回のコラボに懸ける思いというのを事前に聞いていたので、私もこの瞬間を大切に演奏したいと思って臨みました。観客のみなさんの『今日のステージを一瞬も見逃すまい』という真剣さとうれしさの混ざった表情を見ていて、『そんな場面で演奏できてすごくよかった』と思いました。何よりお二人の存在感には圧倒されましたね」

 廣津留は普段の優雅な雰囲気とは一転、終始、攻撃的で激しい演奏で圧倒した。「今日はロックでしたね。実は私も思わず自分のパートを忘れそうになるくらい横目でジーっと近藤さんとYU-KIさんを見ていました(笑)。みなさん圧倒的な演奏なので私も負けじとラテンのギターをイメージして、迫力のある演奏を心がけました。本当にあっという間でした」とにこやかに振り返った。

 メンバーの感想を聞いたYU-KIが「やっぱりこの編成で歌えて本当に良かったです」と話すと、近藤も「その通り。3人の演奏で十分に伝わったと思ますよ」とハラミちゃん、シシド、廣津留を称えた。

(左から)シシド・カフカ、廣津留すみれ、ハラミちゃん、YU-KI(TRF)、近藤真彦、平野ノラ、廣瀬智美アナ【写真:(C)NHK】
(左から)シシド・カフカ、廣津留すみれ、ハラミちゃん、YU-KI(TRF)、近藤真彦、平野ノラ、廣瀬智美アナ【写真:(C)NHK】

近藤自ら視聴者に歌い方をアドバイス

 番組名にもなっている「歌える!J-POP」は、番組を見ながら視聴者も一緒にテレビの前で歌って欲しいという制作側の思いが込められている。そこで近藤に今回の2曲を歌うコツについて聞いた。

「今日はライブだったから割と強めに歌いました。でも、家で一緒に歌うんだったら、あまり声を張り上げないで歌詞の言葉一つひとつを大切に優しく歌っていただけるとうれしいです。本当に2曲とも歌詞が素晴らしくて、僕は今でも『愚か者』を書いてくださった伊集院静さんの言葉の意味を探していますし、『アンダルシアに憧れて』も優しい気持ちになれる歌なんです。ぜひオンエアを楽しみに待っていて欲しいです」

 そして第1回の放送から番組の顔として進行役を務める平野と廣瀬アナが今回の注目ポイントを紹介した。

平野「今回も豪華な方ばかりが登場します。その中でも番組ならではのコラボレーションが注目です。個人的にはMOON CHILD(ササキオサム)さんが注目です。10代の頃のボーイフレンドが“オサム”だったのでMOON CHILDさんの曲を聴くとオサムを思い出すんですよ(笑)。テレビの前で歌いながら名曲の数々を愛し続けて欲しいです」

廣瀬アナ「アーティストさんや歌手のみなさんがいつまでも大切に歌い続けているから名曲は生き続けているのかなと思います。そんな名曲の数々を楽しめる『歌える!J-POP』は今年で5年目を迎えました。最近は“のど自慢の方ですか?”と街で声を掛けていただくこともありますが、同じくらい“『歌える!J-POP』の廣瀬さんですか?”と声を掛けていただき、多くの視聴者のみなさまにこの番組を知っていただけて、本当にうれしいです。番組の最後は、増田惠子さんが飾ります。感動の場面ですのでぜひお見逃しのないように」

 NHK-BS『歌える!J-POP 黄金のヒットパレード決定版! #13』は、22日午後10時から11時29分まで。出演はm.c.A・T、加藤登紀子、coba、近藤真彦、SARD UNDERGROUND、シシド・カフカ、島津亜矢、Taiyo、土岐麻子、ハラミちゃん、平山みき、廣津留すみれ、堀江淳、BORO、増田惠子、南野陽子、MOON CHILD(ササキオサム)、YU-KI、司会は、DJ KOO、平野ノラ、廣瀬智美アナウンサー。

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