昨年12月9日に膀胱がんで亡くなったフリーアナウンサー・小倉智昭さん（享年77）のお別れ会が、東京・南青山のジャズクラブ・ブルーノート東京で行われた。俳優の寺尾聰、嵐・二宮和也ら小倉さんと所縁（ゆかり）があった700人以上が参列した。祭壇には小倉さんがジーンズ姿でベースを弾く遺影、小倉さんが応援し続けた埼玉西武ライオンズのユニホームなどが飾られた。西武からは西口文也監督と栗山巧外野手が参列した。

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　西武をこよなく愛した小倉さんは、本拠地ベルーナドームの年間シートを持っていた。現役時代からの付き合いの西口監督は、それも踏まえ「分かりやすい場所なので、来られている時はすぐに気づきました」と回顧した。

　その上でリーグ最下位に終わった昨季に言及し、「残念なシーズンで申し訳なかったです。今年は巻き返して天国から拍手を送ってもらえるように頑張りたいと思います」と誓った。

　ベテランの栗山も「いつもチームのことを心配してくださり、明るく『これから巻き返し頼むよ』と言ってくださいました」と感謝し、「天国から良い姿を見てもらいたいです」と願った。