歌手のMISIAが14日、都内で行われたセイコーグループ 新企業CM完成披露イベントに出席。CM提供楽曲に込めた思いや、心が動いた出来事について語った。

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　イベントでは、時計だけじゃない、“ソリューションカンパニーとしてのセイコー”を表現した新企業CMがお披露目された。CM楽曲「ゆびきりげんまん(SEIKO ver.)」を提供したMISIAは楽曲に込めた思いについて「未来への約束を歌った歌。セイコーの創業者であり“東洋の時計王”と呼ばれた服部金太郎さんの、人との約束であったり、自分を信頼してくれている人の思いに応えようという心の約束や、1秒1秒ときを刻む、私達に正確な時間を知らせるろいう約束をされているというところから、未来の約束をテーマに歌を歌いたい、そして、そのような心の約束は今の時代にも伝わる大切にされたい、したい、メッセージだと思いましたので、指切りげんまんという切り口で制作をさせていただきました」と語った。

　楽曲は今回CMに向けたセイコースペシャルバージョンとして提供されたが、「日本が世界に誇る鷺巣詩郎さんにアレンジをしていただきました」と紹介。「オーケストラのレコーディングはパリで、そしてバンド、リズム隊とコーラスをロンドンの方で。そして歌は東京でレコーディングしたんですけれども、まさに様々な場所で音楽の時間を刻みながら大切にレコーディングをいたしました」とセイコースペシャルバージョンに相応しい豪華なレコーディングとなったことを明かした。

　また、CMでは心を動かすソリューションというメッセージが登場していることにちなみ、最近心が動かされた出来事を尋ねられると「そうですね。たくさんあるんですけれども、今回のレコーディングも非常に心動かされた」と振り返る。「オーケストラはパリ・オリンピック直前、未来に向かってパリの街中が湧き上がってすごくエネルギーがある中でレコーディングできたことと、100年以上歴史がある、昔映画館だったレコーディングスタジオでレコーディングできたこと。100年以上の木が使われていて、木というのは歴史があると非常に深い音が鳴るようになるんですね。たくさんの素晴らしい時を刻んできた場所でレコーディングをしましたので非常に心が動かされた」としみじみと語った。