大沢たかお、『日本アカデミー賞』最優秀助演男優賞 この7年間は「主演をどう盛り上げるのかって考え続けた」
『第48回 日本アカデミー賞 授賞式』が14日、都内で行われ、映画『キングダム 大将軍の帰還』で将軍・王騎役を演じた俳優の大沢たかおが最優秀助演男優賞を受賞した。

安藤サクラは「俳優界、最強だと思っていて」と尊敬
『第48回 日本アカデミー賞 授賞式』が14日、都内で行われ、映画『キングダム 大将軍の帰還』で将軍・王騎役を演じた俳優の大沢たかおが最優秀助演男優賞を受賞した。
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映画『キングダム』は、原泰久氏による同名漫画が原作。紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政の壮大なストーリー。2019年に第1弾、22年に第2弾、23年に第3弾、24年に第4弾が公開された。
発表前のトークで、司会を務める俳優の安藤サクラは将軍・王騎役の印象について「俳優界、最強だと思っていて……」と尊敬のまなざしを向けた。
続けて、撮影現場で大変だったシーンを聞かれた大沢は「山崎くんが本当にものすごい高いレベルでアクションをやるので、それをさらに我々は上を行かなきゃいけないっていうプレッシャーがありました。そういうアクションシーンを作らせてもらったなってのは、アクション監督含めてスタッフみんなが執念を持っていた現場だったので感謝しかないです」と振り返った。
一方、同作で優秀主演男優賞を受賞した山崎は「7年間ご一緒させていただいたんですけど、圧倒的な王騎将軍のキャラクターのオーラとか力強さみたいなのを大沢さんが演じてくださって、キングダム全体のレベルが大沢さんのおかげで本当に何段階も上がったなと思っております」と感謝していた。
発表後、ブロンズを手にした大沢は、「ありがとうございます。助演という立場というのは、やっぱり主演をどう盛り上げるのかっていうことを7年間考え続けていました。でも気づけば主演の山崎くんはじめ、スタッフの皆さんにずっと助けられながら演じさせていただいたなと思っております。今日いただいた賞は、支えてくれたスタッフ、キャスト、それと本当にたくさんの方に劇場に足を運んでいただいて、お礼を言う時間がなかったんで、改めて本当にありがとうございました」と思いを伝えた。
なお、最優秀美術賞は三浦真澄氏『はたらく細胞』、最優秀撮影賞は佐光郎氏『キングダム 大将軍の帰還』、最優秀照明賞は加瀬弘行氏『キングダム 大将軍の帰還』、最優秀録音賞は横野一氏工氏『キングダム 大将軍の帰還』、最優秀編集賞は安田淳一氏『侍タイムスリッパー』、最優秀音楽賞は世武裕子氏『カラオケ行こ!』、最優秀脚本賞は野木亜紀子氏『ラストマイル』、最優秀助演女優賞は吉岡里帆『正体』、最優秀外国作品賞は『オッペンハイマー』、最優秀アニメーション作品賞は『ルックバック』、最優秀主演男優賞は横浜流星『正体』、最優秀主演女優賞は河合優実『あんのこと』、最優秀監督賞は藤井道人氏『正体』、最優秀作品賞は『侍タイムスリッパー』となった。
※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき
