吉柳咲良「あの時は反抗期だった」 摂食障害の娘役で家族との関係の変化を実感「距離感が近すぎるゆえに」
俳優の吉柳咲良が14日、都内で行われた舞台『リンス・リピート―そして、再び繰り返す―』合同取材会に出席。家族との関係の変化について語った。

舞台『リンス・リピート』でレイチェル役を演じる
俳優の吉柳咲良が14日、都内で行われた舞台『リンス・リピート―そして、再び繰り返す―』合同取材会に出席。家族との関係の変化について語った。
2019年に現代に潜む家族問題を扱ってオフ・ブロードウェイの話題をさらった、舞台『リンス・リピート』。娘・レイチェルが摂食障害を患ったことで浮彫になる、家族のすれ違いと苦悩を描いた本作を、日本初上演。演出は第30回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した注目の若手演出家・稲葉賀恵が手がける。
レイチェルを演じている吉柳は「摂食障害ということはもちろんなんですけど、家族の話なので、家族の中での立ち回りや彼女が思っていたことの方が重要なように思う」と語る。
台本を読んだ感想として、「他人行儀に感じるところがあって、血が繋がっているからってことは大して関係ないのかなって思うような、考え方が合わなかったり、理解し合えなかったり、押し付けになったり、自分本位になったりするというところもやっぱり共感しました」と思いを寄せ、「彼女の性格的なものや気質的なものも似ているなってことがほとんどだったので、お芝居との境目がなくなるくらい、私は似ていると思う部分が多かった」と思い入れが深い役どころであることを明かした。
さらに、「家族じゃなくても、それが本当に相手にとっていいかどうかはやってみないと、相手に届いてみないと分からない。家族っていう近い距離感が近すぎるがゆえに見えなかった理、やっぱ自分の理想や『こうなってほしい』っていう願いが先走っちゃったみたいなことはすごくあることだと思う」と達観した考えをのぞかせ、「すごく細かい小さなことからすれ違ってたことも、大人になって話せるようになったことで『なるほど、そういうことだったんだ』とか、『そういう風に受け取れば良かったんだ』とか、今になって気づいた」とレイチェルに自分を重ね、当時を振り返った。
また、「あの時は反抗期だった」とも明かし、「今思うとすごく私のことを考えてくれていたんだなって後から気づくことはありますね。仕事をやっていく上で自分の心とバランスが取れた」と自身の心境の変化を語った。
