Sareee-ISM終了後に大乱闘 “暴走女王”が宣戦布告「金網だけ用意しとけ」「私のテンションを下げるな」

10日に新宿FACEで開催された「Sareee-ISM7」の終了後、まさかの事態が起こった。20日にカルッツ川崎で開催される、SEAdLINNNGの大会で実施されるタイトル戦の挑戦者・“暴走女王”堀田祐美子が、王者・VENYと大乱闘を引き起こしたのだ。

メイン終了後に起こったまさかの大乱闘
メイン終了後に起こったまさかの大乱闘

一方的にタイトル戦を金網戦にすると決めてしまう傍若無人

 10日に新宿FACEで開催された「Sareee-ISM7」の終了後、まさかの事態が起こった。20日にカルッツ川崎で開催される、SEAdLINNNGの大会で実施されるタイトル戦の挑戦者・“暴走女王”堀田祐美子が、王者・VENYと大乱闘を引き起こしたのだ。

「私のテンション下げんじゃねえよ! 私のテンションぐちゃぐちゃにすんじゃねーよ! 命かけてやってるんだ、私たちは」

 発端はこの日、午後2時半から都内にて、SEAdLINNNGの記者会見が実施された際のこと。

 会見のメインは、20日にカルッツ川崎で開催される大会でのタイトル戦に関する調印式だったが、これを挑戦者・堀田がボイコットという禁じ手に出た。

「記者会見、意気込み、そんなものいらねーよ。当日、金網だけ用意しとけ」

 関係者によって堀田のコメントが明かされると、一方的にタイトル戦を金網戦にすると決めてしまう傍若無人ぶり。もちろんこれもキャリア40年の堀田による戦略の一部である可能性は否定できないが、これにはダイヤの乱れがあった東北新幹線に悩まされつつ、宮城から駆けつけたばかりの王者・VENYもご立腹で、当初は調印書へのサインを渋っていたほどだった。

 しかしながら、「これ(調印書)に書いたら、絶対にもらえるのね、(堀田の)サインは」と南月たいよう代表に確認すると、サインだけはしてその場を収めた。

 かつ細かなルールに関しても、「私は優しいから挑戦者に任せます」と王者の余裕を見せつける。

 そうかと思うとVENYはそのまま「Sareee-ISM7」に参戦し、 SEAdLINNNGの花穂ノ利とのタッグを結成。結果的にチームは敗れたものの試合を終え、会場から出る準備をしていたところに、思わぬ場面にでくわすことになる。

 というのも「Sareee-ISM7」には叶ミクが参戦していたため、師匠である堀田が観客席から熱視線を送っていた。

 そこで、SEAdLINNNGの南月代表が中島安里紗マネジャーとともに「Sareee-ISM7」終了後、会場を後にしようとエレベーターを待つ堀田に駆け寄って、調印書へのサインを求めたところ、堀田が激怒したのだ。

「金網だけ用意しとけって言ったろ。今さらかよ。もっと前に用意しなきゃいけねえんじゃねえかよ、これ。おーい。いらねえよ、紙なんて、金網だけ用意しとけって」

メイン終了後にSareee(左)と握手を交わした“ツヨカワ女王”RENA
メイン終了後にSareee(左)と握手を交わした“ツヨカワ女王”RENA

「すごい感動した」(RENA)

 するとそこへ、騒ぎを聞きつけたVENYが現れる。

「なんで今日(調印式に)来ねえんだよ。当日もボイコットか?」(VENY)
「するか!」(堀田)

 一触即発の両者の間に割って入った南月代表はあくまで堀田に調印書へのサインを求めると、堀田はそこに走り書きでサインを入れると、そのまま調印書をVENYに投げつけた! 当然、両者は胸ぐらをつかみ合い、髪を引っ張り合う乱闘へ。

 必死に静止に入る関係者を尻目に、「当日、逃げるなよ。ただで帰れると思うなよ」とVENYが去っていくと、堀田は「当日、覚えとけ、この野郎!」と視線を送りつつ、南月代表に対して「あとはなんでもいいよ、お前らがルールを決めとけ。ただ金網だけ用意しとけ」と告げると、冒頭の「テンションを下げるな!」と連呼する。

 そして堀田は「今かよ、今日かよ。もっと前じゃねえのかよ!」と試合まであと10日と迫った段階での調印式に改めて不満を述べた。

「ただな、私のテンションを上げてくれてありがとう。今日これがなかったらな。私はテンションなくやってたわ。でもこれがあったからな。テンション高くなったよ」と南月代表に張り手一閃! 直後にはその場から去って行った。

 ちなみに「Sareee-ISM7」では、堀田の弟子の叶が安納サオリと対戦したが、試合中に安納の右の目尻を切るような勇猛果敢な攻撃を繰り出したことで、安納を覚醒させ、「私の元あった傷を開かせるくらい、さすがは“暴走女王”の弟子だな」との言葉を引き出した。

 メインではSareeeがスターダムの朱里と30分引き分けの激闘を展開したが、試合後に朱里は「蹴りがノドに入って、おかしかったらすみません」と語り、コメントをし終えた後も、Sareeeのエルボーを受けまくった胸板とノドを押さえていた。

 さらにこの日はSareeeのコメントを終えると、「すごい感動した」とシュートボクシングの“ツヨカワ女王”RENAが激励に訪れた。

 両者は最近、共に汗を流した間柄だが、RENAは「もっと強くなれる。私、ボディブロー、めっちゃ得意なの。教える。もっと頑張って、一緒に強くなろう」と口にすると、Sareeeと握手を交わした。

 実は両者をつなぐきっかけをつくったのが堀田になる。

 堀田はSareeeを女子プロレス界の正統な系譜を継ぐ者としてさらに飛躍させたいと考えている。そのためにはSareeeがより強くなる必要がある。

 Sareeeだけではない。堀田は自身が40年間、女子プロレス界に生き残ってきた喜怒哀楽のすべてを、金網戦で王者・VENYにぶつけるつもりでいる。おそらく堀田による一連の行動は、令和女子プロレスへの宣戦布告。それ以外は考えられない。

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