北村匠海、朝ドラ『あんぱん』実在人物演じるのは明石家さんま以来「本当に緊張する」
俳優の北村匠海が10日、都内で行われた連続テレビ小説『あんぱん』の第1週試写会見に出席。実在の人物を演じるプレッシャーについて明かした。

子役に感謝「ピュアさで演じてくれた」
俳優の北村匠海が10日、都内で行われた連続テレビ小説『あんぱん』の第1週試写会見に出席。実在の人物を演じるプレッシャーについて明かした。
第112作目となる連続テレビ小説『あんぱん』は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルに制作。生きる意味を失っていた苦悩の日々を送るも、夢を忘れなかった2人が荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでの愛と勇気の物語を描いた。今田はヒロインの朝田のぶを、北村はのぶの夫・柳井嵩を演じる。
撮影が始まってから半年が経った今、心境を聞かれた北村は「現場の温かさ、何の縛りもなく芝居と向き合えている時間がたくさんあるので、早く見てほしいという想いと同時に、淀みなくこの作品をまっすぐ歩んでいけるように、皆さまのお力も大事ですし、この距離でこういう時間が設けられていてうれしく思います」と喜んだ。
第1週では、朝田のぶと柳井嵩の幼少時代が描かれている。鑑賞した北村は「自分たちより前に、のぶや嵩を演じてくれる子どもたちがいて。8、9、10歳の子たち、自分も8歳から子役だったので、それを考えると説得力を持って、嵩やのぶを歩き出させてくれたって感じる。僕がその年齢だったら絶対できないと思って。本来だったらプレッシャーを感じるところを、ピュアさで演じてくれたなって思いました」と感想を口にした。
この日は、役が決まってから『アンパンマン』を見直したかという質問も。北村は「実在する方を演じるのはさんまさん以来でして……本当に緊張するんです」と吐露し、続けて「やなせさんはテレビを通して見ていた印象で構築されている。周りにいた人が感じていた空気だったり、2人が作りだしていた空気だったりを描かないといけないから『アンパンマン』読みましたし、自伝だったり、弟の話だったり、そういうところを読んでいました。あとはインタビューですね。やなせさんが受け答えている動画だったり、ずっと見ていて。お調子者って感じつつ、戦争に対する思い、人生で経験したからこその今の達観っていう、逆転しない正義を描くまでにどうするかってのは考えながらやっていました」と答えていた。
同会見には、今田、制作統括の倉崎憲氏も登壇した。
