今田美桜、朝ドラ『あんぱん』撮影から半年経過 北村匠海には「日々助けてもらっている」

俳優の今田美桜が10日、都内で行われた連続テレビ小説『あんぱん』の第1週試写会見に、共演の北村匠海とともに出席。撮影から半年がたった今、心境を語った。

試写会見に登壇した今田美桜【写真:ENCOUNT編集部】
試写会見に登壇した今田美桜【写真:ENCOUNT編集部】

朝田のぶ&柳井嵩の晩年のシーンではアドリブも

 俳優の今田美桜が10日、都内で行われた連続テレビ小説『あんぱん』の第1週試写会見に、共演の北村匠海とともに出席。撮影から半年がたった今、心境を語った。

 第112作目となる連続テレビ小説『あんぱん』は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルに制作。生きる意味を失っていた苦悩の日々を送るも、夢を忘れなかった2人が荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでの愛と勇気の物語を描いた。今田はヒロインの朝田のぶを、北村はのぶの夫・柳井嵩を演じる。

 今田は、3365人が参加したオーディションにて、ヒロインに抜てきされた。撮影を始めて半年がたち、今田は「ヒロイン発表があってからはもう1年ちょっとたちました。毎日、朝田のぶとして楽しく過ごさせていただいている。やっと皆さまに、第1週お届けすることができてほっともしています」と安どし、「とにかく現場が明るくて、生き生きしている感じがして、『あんぱん』の物語に反映されているんじゃないかなって思います。朝田のぶを演じることができて、とてもありがたいと毎日かみ締めながら過ごしております」と充実した表情を見せた。

 第1週の冒頭では、晩年の朝田のぶと柳井嵩を演じる場面も。このシーンについて今田は「どうしましょうって、いろいろ話し合った部分でもあって。2人のかわいらしさがすごく出ているんじゃないかなと思って、好きなシーンです」と明かした。

 続く北村は「長い撮影の中で、2人がどう道筋を作ってあそこ(晩年)に至るかを、想像の中でやるしかなかったので、逆に言うともう楽しむしかない。現場も楽しませてくれる、ワクワクさせてくれるセット、現場入る前の、何にも写らないステップすらも、アンパンマンのフェルトを貼ってくれていたり、特別な撮影になりました」と振り返り、「シーンの終わりなんてほぼアドリブで『朝ご飯食べます』とか」とアドリブがあったことを打ち明けた。

 アドリブが採用されたことに対しては「(朝田と柳井の)やり取りには温かさ、ちょっとしたゆるさがあるだろうなと思ってやっていたので、採用されてよかったと思った」と喜び、「放送が進んでいくごとに、みんなの頭の片隅に残っていると思います」と口にした。

 この日は、お互いの印象も聞かれていた。今田は「(北村には)日々助けてもらっている。もう6度目の共演で、いろいろな姿を見させてもらっていた。落ち着いていて、冷静で、やわらかくてそういう部分は変わっていないですが『あんぱん』を撮影していると、等身大な部分が見える瞬間たくさんあって。そこにすごくホッとする部分があったりする。北村さんのお芝居は、がん! って変化あるわけじゃないなって、今回だけじゃなく『東京卍リベンジャーズ』みたいな、不良でもあまり根本は変わらないのかなと思っていて。でも、なんだか存在感がすごくあって。それがすごくすてきだなと思っていたので、嵩もそうですね。そういう部分がたくさんあって、嵩はのぶみたいにすごいたくさん笑う子じゃないので、嵩のうれしそうな顔を見たり、大きな感情を見れるとのぶとしてはとてもうれしくなる瞬間がいっぱいあります」と話していた。

 同会見には、制作統括の倉崎憲氏も登壇した。

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