史上最年少でR-1グランプリ制覇 23歳王者・友田オレは連覇に慎重な姿勢「簡単には言えない」
ピン芸人の日本一を決めるお笑い賞レース『R-1グランプリ2025』の決勝戦が8日、都内のフジテレビで行われ、芸歴3年目の友田オレが23代目チャンピオンに輝いた。17代目チャンピオン・粗品(2019年、優勝時26歳)が保持していた最年少優勝記録を23歳で更新。優勝者会見で、チャンピオンとなった喜び、今後の活動について語った。

今年は過去最多の5511人の挑戦者がエントリー
ピン芸人の日本一を決めるお笑い賞レース『R-1グランプリ2025』の決勝戦が8日、都内のフジテレビで行われ、芸歴3年目の友田オレが23代目チャンピオンに輝いた。17代目チャンピオン・粗品(2019年、優勝時26歳)が保持していた最年少優勝記録を23歳で更新。優勝者会見で、チャンピオンとなった喜び、今後の活動について語った。
友田は、早稲田大学文化構想学部出身で、大学お笑いサークルNo.1決定戦『NOROSHI2024』に早稲田大学お笑い工房LUDO「チームメリーランド」としてエントリーして優勝。また、在学中に『ABCお笑いグランプリ2023』決勝に進出し、“お笑い界の超新星”として注目を集めた。
史上最年少優勝記録を塗り替えた友田は、決勝前の心境を振り返り「そこまで最年少は意識していなかった。オープニングVTRの粗品さんが優勝した映像を見ると、そこを上書きしたいという気持ちになりました」とコメント。優勝後、粗品から祝福されたことを明かすと、「中学生、高校生の時から、霜降り明星さんをいちファンとして見ていたので、この場で優勝できたことが信じられないです」と喜びを噛み締めた。
チャンピオンとして挑戦したい仕事を聞くと、「情報番組のリポーターとか、できるのか分からないけどやってみたい。花びらを一枚取って、カメラさんに見せるのとかやってみたいです」と意外な答えが返ってきたが、「お笑いの仕事、あとは歌、声の仕事ができたらというのが希望です」と本音を語った。
「共演したい人は?」という質問には、「断トツでカールスモーキー石井さん、石井竜也さんです」と即答。「米米CLUBが青春というか、ずっと見ていて憧れていた方。雲の上の存在なので、いつかお会いできたら」と大スターとの共演を熱望し、「歌い方が石井竜也さんになっていた時期があり、友達に『おまえ、それ米米だよ』と指摘されて、頑張って修正したくらいです」と回想した。
優勝賞金500万円は、「人生でペットを飼ったことが無いので、切実に飼いたいです」と話し、「大型犬がいいのですが、世話する人がいないとまずいので、ギリ世話ができそうな爬虫類。すごい光沢のサソリを飼います」と明言した。
芸人として「理想としては、何をやっているか分からない人になれたらいいなと思っています」と理想を語った友田。「今、目標にしている芸人さんは?」という問いには、じっくり考えてから「これまでモデルの無いような独自の道でいきたいです」と唯一無二の存在になることを宣言した。
今後の目標を聞くと、「まずはお金に余裕を持って生活できるようになること」と堅実な回答。M-1グランプリでは令和ロマンが連覇を達成したことが話題になったが、自身の連覇については「ずっと息巻いて『2連覇、3連覇する』と言っていたのですが、優勝して重みが違い過ぎるので簡単には言えません」と慎重な姿勢を見せた。
今年のR-1グランプリは、過去最多の5511人の挑戦者がエントリーし、ヒロ・オクムラ、ハギノリザードマン、田津原理音、友田オレ、チャンス大城、ルシファー吉岡、さや香 新山、マツモトクラブ、吉住の9人が決勝に進出。決勝戦の審査員は、陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウ、友近、佐久間一行の7人が務めた。
