尾碕真花主演ファンタジードラマ『介護スナックベルサイユ』が2週連続で放送

俳優の尾碕真花が主演を務める東海テレビ・フジテレビ系全国ネットの土ドラ特別企画『介護スナックベルサイユ』が、2025年3月22日、29日と2週連続で放送される(各日午後11時40分)。

主演を務める尾碕真花
主演を務める尾碕真花

他人を信じない若者が「最後の晩餐」を通じて変わる物語

 俳優の尾碕真花が主演を務める東海テレビ・フジテレビ系全国ネットの土ドラ特別企画『介護スナックベルサイユ』が、2025年3月22日、29日と2週連続で放送される(各日午後11時40分)。

 本作は、完全オリジナルのファンタジードラマ。高齢者に対して強い苦手意識を持つ若者・小日向柊(尾碕)が、都会の片隅にあるスナック「ベルサイユ」で働くことになり、客の高齢者たちが人生の喜びを取り戻していく姿に触れることで、少しずつ変わっていく姿を描く。

 スナック「ベルサイユ」は一見普通の店だが、実は要介護の高齢者たちが訪れる特別な場所。ママ・上杉まりえ(宮崎美子)が提供する不思議なワイン『SEE YOU IN MY DREAMS』を一杯だけ飲むと、客は若かりし日にやり残したことを取り戻せる幻想の世界へと導かれる。そして、最後に出される料理は、客にとって最も大切な思い出の味。これを通して、客は人生を振り返り、時には最期の晩餐として至福の時を迎える。

 尾碕演じる柊は、子どもの頃に家を飛び出し、詐欺グループの一員のアズミ(清田みくり)やルカ(吉原怜那「ダウ90000」)らとつきあってきた過去を持つ。他人を信じられず、年寄り嫌いな彼女だったが、ベルサイユでの経験を通じて、少しずつ心を開いていく。

 尾碕は自身の役について「今回私が演じた小日向柊は、無愛想に見られがちなのですが、実は思春期を思春期らしく過ごせなかった女の子です。そんな彼女が成長していく姿をお見せできたらと思っています。柊は口調が強い部分もありますが、根っからの悪い子ではないというところを意識しながら演じています。私はまだ24年しか生きていませんが、自分の人生についてのこれから、そしてこれまでの過去も考えるいい機会になりました。このドラマを通して『歳を重ねることは悪いことでは決してなく、生きている間のすべてがとても素敵なことだよ』と教えてもらえたような気がしていて。視聴者の皆さんにもこのメッセージを感じていただけたら嬉しいです」とコメントした。

 スナックのママを演じる宮崎は、「今回私が演じたベルサイユのママ・上杉まりえは、一言で言えば“よくわからない人”です。ベルサイユで起きていることが本当なのか、幻想の世界なのか? ここは介護施設ですが、現実の世界とはもちろん違う世界です。『まりえは本当にいる人なの?』という雰囲気がドラマ全体に出せたら面白いと思いました。死を考えるということは今を考えることであり、『自分はこの先どう生きる?』と、このドラマで一緒にふんわり考えるきっかけになってくださったら嬉しいです。そして今回、私は共演した諸先輩方の素晴らしいお芝居を間近で観ることができて『やっぱり凄い』と思いました。このドラマだからこそ、じっくり諸先輩の名演技も味わって楽しんでいただけるのではないかと思っています」と見どころを語った。

 本作には、看護師やケアマネージャー、管理栄養士など、個性豊かなスタッフがそろう。笛木優子、木村了、杏花、高山広らが出演し、ベテラン俳優陣として萬田久子、小野武彦、石倉三郎、田島令子らがゲスト出演する。

 第1話では、元教師の柳田浩一(小野)が幻想の世界で会いたかった人と再会する様子が描かれる。第2話では、社交ダンスの先生だった金沢麗子(夏樹陽子)が、50年前に生き別れた恋人・石津健作(片岡信和)と再会する奇跡が訪れる。

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