39歳でがんのために亡くなったモデルでタレントの岸本梓（きしもと・あずさ）さんの訃報を受け、日本テレビ系『ズームイン!! SUPER』や『ズームイン!!サタデー』で仕事をともにした40代男性スタッフ・AさんがENCOUNTの取材に応じた。Aさんは岸本さんの人柄、スタジオでの様子を語り、早すぎる死をしのんだ。（取材・文＝コティマム）

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　岸本さんは2004年秋から『ズームイン!!SUPER』にレポーターとして出演するようになり、08年10月4日から、『ズームイン!!サタデー』にレギュラー出演した。Aさんは、どちらの番組でも岸本さんと仕事をしていた。特に『ズームイン!!サタデー』は出演者と制作チームの距離が近く、温かい雰囲気。岸本さんは「アズー」と呼ばれ、親しまれていたという。

「どんなスタッフにも気さくに話しかけてくれて、とにかく明るい女性でした。出演者やスタッフと家族みたいな距離感で接してくれていました。ズムサタは早朝のオンエアなので、スタジオに入ってくる時に『おはようございます！』と明るく元気にあいさつをして、現場の空気がパッと明るくなる。そんな太陽みたいな人でした」

　Aさんは、訃報が発表される数日前に岸本さんが亡くなったことを聞き、ショックに打ちひしがれたという。

「闘病していたことも知らなかったので、今も胸が締め付けられます。小さいお子さんもいて、早すぎる別れですよね。本当に残念です。心からご冥福をお祈りします。安らかに」

　岸本さんは、2011年11月12日の交際1年半の男性と結婚したことを報告し、13年6月に第1子女児出産、17年5月に第2子妊娠を発表、20年3月に第3子を出産していた。『ズームイン!!サタデー』卒業後は育児を中心とした生活を送っていた。